みなさん、こんにちは!
リスニング力を鍛えるときによく使われる学習法に、ディクテーションとシャドーイングがあります。
この2つの学習法は、言葉の響きも似ていますが、どちらがより効果的な学習法でしょうか。
今回の記事では、それぞれの定義とメリットを解説しながら、より効果的なリスニングの学習法をご紹介します。
それでは、ディクテーションから説明していきます。
ディクテーションのメリットは?
ディクテーションは、「書きとり」です。聞こえてきた音声をそのまま文字に起こして「書きとる」ことを、ディクテーションと言います。
ディクテーションをすることによる最大のメリットは、「音声と文字を結びつける」ことです。
つまり、リスニング力を鍛えながら、「スペリング」も強化できます。ディクテーションでは、聞こえてきた音声を文字に書きとるため、聞き取れなかった単語とスペルがわからない単語が明白になります。そのため、自分の弱点を抑えながらリスニングとスペリングを同時に鍛えることができます。
シャドーイングのメリットは?
次は、シャドーイングを説明していきます。
シャドーイングでは、聞こえてきた音声を真似て発声することです。
そのため、シャドーイングでは、発声することでリスニング力を鍛えます。シャドーイングの最大のメリットは、「発音矯正」です。シャドーイングでは、聞こえてきた音声だけを頼りに、英文(スクリプト)を見ません。
そのため、聞こえてきた音声を真似することに集中できるため、日本語(カタカナ英語)が介入することなく、英語の発音を身につけることができます。シャドーイングでは、リスニング力を鍛えながら「発音矯正」も同時に行うことができます。
ディクテーションとシャドーイングってどっちをやるべき?
ディクテーションとシャドーイングは、どちらもリスニング力を鍛えられる学習法です。
どちらで学習するかは、学習者の目的により変わってきます。たとえば、ディクテーションは音声と文字を結びつける「書きとり」なので、リスニング力を鍛えながら語彙力もアップできます。英語学習初学者から上級レベルの学習者まで、無理なく学習できるのはディクテーションです。
反対に、シャドーイングは「発音矯正」に特化しています。ただ、シャドーイングでは英文を見ずに発声するため日本語が介入しません。そのため、シャドーイングは、英語学習レベルが中級以上の学習者に向いている学習法になります。
いかがでしたか?
今回ご紹介したディクテーションとシャドーイングは、どちらもリスニング力を鍛えられる学習法です。ただ、学習法や用途は変わってくるため、学習者ご自身のレベルと目的にあった学習法を選ぶことをおススメします。
カナダ在住のHannahです。
2012年にカナダに移住し、現在はまだまだ幼い双子の育児に奮闘中です。
最近は在宅で、英語学習系の記事の執筆や海外のニュースの翻訳などをしています。
忙しい中でも英語学習は続けており、学習歴は今年で20年を越してしまいました。
これから現地の情報や、英語学習に役立つ情報をお伝えしていきます。
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