皆さん、こんにちは!
英語の音の変化についてのお話です。
まずお伝えしたいことは、「英語の音は変化する!」ということです。
一つ一つの単語は理解でき、問題なく読むこともできるのに、リスニングになると聞き取れなかった経験はありませんか?あるいは、文法的に全く問題ないのに、自分の英語が相手に伝わらなかった経験はありませんか?英語のリスニングやスピーキングでつまずいてしまうのは、「英語の音は変化する!」からです。
英語の音の変化には、次の3つの法則があります。
- リンキング
- リダクション
- フラッピング
それでは、一つずつ見ていきましょう。
英語の音の変化ーリンキング
「リエゾン」という言葉をご存知ですか?
私が学生時代は、「リエゾン」という言葉で習いましたが、「リエゾン」はフランス語です。
「リエゾン」を英語では、「リンキング」と呼ばれます。
つまり、「リンキング」は音のつながりのことです。
たとえば、よく子どもたちが使っているCan I?
Can のnと次のIを続けて[kænái]と発音します。
英語の音の変化ーリダクション
リダクションは、音の「脱落」などと呼ばれ、消滅したわけではないのにほかの音に比べてとても弱く発音されるため、聞こえない音のことです。
たとえば、Good job!
こどもをほめるときに、よく使われるこのGood job!ではGoodのdがほとんど発音されていません。
ほかにも~ingのgの音もほとんど聞こえません。
Going
Talking
Calling
Waiting
Getting
英語の音の変化ーフラッピング
結論からいうと、フラッピングとはTの音がDやLのような音に変化することです。
ただこの変化には、次の2つの条件が必要になります。
- Tが「母音と母音」に挟まれている
- Tの直前の母音にストレスがある
フラッピングの代表例は、waterです。
Tが母音のaとeに挟まれています。
そのため、[wɔ:lər]や[wɔ:dər]と発音されます。
ほかにもget up やget itなどの文章の中でも、tはdやLのような音で発音されます。
いかがでしたか?
ぜひ、今回の記事を参考に英語の音は変化することを意識して学習してみてください。
聞こえない音や連続する音の変化を知ることで、リスニング力やスピーキング力がアップしますよ。
カナダ在住のHannahです。
2012年にカナダに移住し、現在はまだまだ幼い双子の育児に奮闘中です。
最近は在宅で、英語学習系の記事の執筆や海外のニュースの翻訳などをしています。
忙しい中でも英語学習は続けており、学習歴は今年で20年を越してしまいました。
これから現地の情報や、英語学習に役立つ情報をお伝えしていきます。
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