はじめに
皆さん、こんにちは!
今回は、海外留学をするために必要となる英語検定IELTSアカデミックのライティング対策についてご紹介します。
IELTSのライティングは60分、2つのパートに分かれています。
- タスク1
- タスク2
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
IELTSのライティングータスク1
タスク1では、グラフ、表、図を提示され、情報を要約する問題が出題されます。
文字数は、150ワード以上です。
タスク1の評価基準は次の4つです。
- 課題の達成度(課題の要件を満たしているか)
- 一貫性とまとまり(主張に一貫性があるか、接続詞が適切に使われているか)
- 語彙力(課題に対する十分な範囲の語彙を使えているか)
- 文法知識と正確さ(様々な構文を使えているか、文法と句読点が正しく使えているか)
タスク1では、文章の構成パターンが以下のようにほぼ決まっています。
- 導入(1文)
- 概要(2から3文)
- 詳細1(2文)
- 詳細2(2文)
このような構成で150ワード以上書いていきます。
タスク1の対策としては、この構成に沿って実際に過去問をつかって英文を書いてみることです。
グラフ、図、表ごとに、それぞれ自分の中で文章のスタイルを決めておけば試験当日も余裕をもって問題に取り組めます。
ライティングの試験は60分ですので、タスク1では20分ぐらいを目安にしてください。
IELTSのライティングータスク2
タスク2では、250ワード以上のエッセイを書くことが求められます。
タスク2では賛成or反対、メリットとデメリットのように自分の意見が求められ、次のような構成でエッセイを書いていきます。
- 導入
- 本文
- 結論
本文中に自分の意見の主張とそれを裏付ける根拠あるいは具体例を提示します。
タスク2の評価基準は次の4つです。
- 課題への回答(課題の全てに取り組んでいるか)
- 一貫性とまとまり(主張に一貫性があるか、接続詞が適切に使われているか)
- 語彙力(課題に対する十分な範囲の語彙を使えているか)
- 文法知識と正確さ(様々な構文を使えているか、文法と句読点が正しく使えているか)
1つ目の課題への回答以外は、タスク1と同じ評価基準です。
また、タスク1とタスク2の点数の配分は1:2のため、よりタスク2に重点を置いた学習が必要になります。
タスク2の対策としては、普段から自分の意見を英語で考える習慣を身につけること、そしてEconomistやNew Scientistなどの学術的な英語に普段から触れることが大切になります。
英借文という言葉があるように、ネイティブが使っているナチュラルな英語表現から自分の英文を作ることで、より自然な英文を作ることができます。
まとめ
いかがでしたか。
日常会話の中では、正しい発音や正しい文法であれば中学英語で十分だと思います。
ですが、IELTSのライティング対策のためには、タスク1とタスク2のどちらもより複雑な構文と専門的な語彙力が必要になります。
ぜひ、普段からEconomistやNew Scientistなどを読み、学術誌で使われているネイティブの英語表現に触れてみてくださいね。
カナダ在住のHannahです。
2012年にカナダに移住し、現在はまだまだ幼い双子の育児に奮闘中です。
最近は在宅で、英語学習系の記事の執筆や海外のニュースの翻訳などをしています。
忙しい中でも英語学習は続けており、学習歴は今年で20年を越してしまいました。
これから現地の情報や、英語学習に役立つ情報をお伝えしていきます。
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