はじめに
皆さん、こんにちは!
英語を学習されている方の中には、もちろん各種試験合格を目標にされている方以外にも、日本人以外の外国人とコミュニケーションをとるために英語を学ばれている方もいらっしゃると思います。
私自身も、海外留学や就職のためではなく、英語をつかって日本人以外の人とコミュニケーションをとるために英語を学習しています。
では、コミュニケーションとは具体的にどのように定義されるのでしょうか?
今回の記事では、次の4つのコミュニケーションスキルをご紹介します。
- 文法能力
- 社会言語学的能力
- ストラテジー能力
- 談話能力
それでは詳しく見ていきましょう。
文法能力
文法能力は、その名の通り、語や文法、話、表現などのことばの形に関する規則を正しく使う能力のことです。
つまり、学校で習うような正しい英語を使用できれば、文法能力があるということになります。
社会言語学的能力
前述した正しい英語を使える文法能力はもちろん必要ですが、それだけでは円滑なコミュニケーションをとることは難しいです。
例えば、英語に関わらず日本語でも、自分の子どもに話す話し方と上司に対する話し方は違いますよね。
そのような社会習慣に基づいて、相手や場面にあった、適切な表現を使用できる能力を社会言語学的能力と言います。
ストラテジー能力
文法能力があっても、やはり実際の会話の中では、言いたいことがうまく相手に伝えられない場面に遭遇することがありますよね。
そのような場面で必要になるのが、ストラテジー能力です。
たとえば、相手がこちらの伝えたいことを理解していない場合に、伝えたいことを絵にかいてみたり、ジェスチャーを使ってみたり、違う単語に言い換えて伝える能力を、ストラテジー能力と言います。
私は人から趣味を尋ねられると良くwalkingと答えるのですが、ほとんどの方がworkingだと勘違いします。
これは私の発音に問題があるのですが、発音をカバーするためにwalkingを歩くジェスチャーをしながら伝えるようにしています。
談話能力
談話能力はまさしく会話能力です。
相手の意図を理解して、まとまりのある談話を構成する能力を談話能力と言います。
例えば、How are you?と聞かれて、My name is Ken.と答えると、文法能力はありますが会話として成り立っていませんよね。
文法能力に自信がついてきたら、コミュニケーションを円滑にするために談話能力を身につける必要があります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、4つのコミュニケーションスキル(文法能力、社会言語学的能力、ストラテジー能力、談話能力)について紹介しました。
この中のどれか1つでも欠けると円滑なコミュニケーションが難しくなります。
実際に会話の中でつまづいた場合は、ぜひストラテジー能力を駆使してみてください。
たとえ、英語がネイティブのように話せなくてもコミュニケーションは成立します。
談話能力を身につけるためにも、機会があればどんどん英語をアウトプットしていきましょう。
カナダ在住のHannahです。
2012年にカナダに移住し、現在はまだまだ幼い双子の育児に奮闘中です。
最近は在宅で、英語学習系の記事の執筆や海外のニュースの翻訳などをしています。
忙しい中でも英語学習は続けており、学習歴は今年で20年を越してしまいました。
これから現地の情報や、英語学習に役立つ情報をお伝えしていきます。
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