はじめに
皆さん、こんにちは!
英語の学習をしていて、特に試験前になると、暗記した英単語を忘れない記憶力が欲しくないですか?
超能力を身につけるのはなかなか難しいですが、ワーキングメモリ(作業記憶)を長期記憶に送ることは可能です。
まず、いきなり専門用語が出てしまいましたが、ワーキングメモリは短期記憶を広くとらえたもので、簡単に言うと「短期記憶+情報処理」です。
残念ながら、ワーキングメモリの容量には制限があり、何もしないと消えてしまいます。
そのため、忘れる前に記憶したいことは長期記憶に送って保存をする必要があります。
その際に使われるのが、「記憶ストラテジー」です。
記憶ストラテジー
今回は、3つの記憶ストラテジーを使った効率的な英語の学習方法をご紹介します。
- 体制化
- 精緻化
- 生成効果
それでは、詳しく見ていきましょう。
体制化
体制化とは、関連するものでひとまとめにして、カテゴリーやグループとして整理することです。例えば、様々なものがあった場合に、「色」や「使い方」で分けることです。
英語学習では、英単語を覚えるときに、単語の語源で覚えたり、接頭語(com-, in-, re-, deなど)や接頭語(-able, -ful, -ical, -lessなど)などに分けて覚える方法です。
精緻化
精緻化とは、イメージとして捉えたり、すでに知っている知識と関連づけて覚えやすくする方法です。代表的なものに、「語呂合わせ」があります。
自分で、覚えたい単語の「語呂合わせ」を作ったり、単語のイラストを描いてみたり、単語を使ってストーリーを考えてみることで、記憶に残ります。
生成効果
生成効果とは、覚える材料を自分で生成した場合に記憶成績が向上することを言います。
つまり、自分で問題を作って解いてみることで記憶に残ります。
さらに、自分で作った問題を使って、他の人と問題を出し合うことで、学習者同士で記憶力をあげることができます。
英語学習の効率化に役立てよう!
いかがでしたか。
今回は、3つの記憶ストラテジー「体制化」「精緻化」「生成効果」をご紹介しました。
ぜひ、実際に使ってみて、忘れない(消えない)記憶を増やしていきましょう。
きっと今までよりも効率的に学習が進みますよ。
カナダ在住のHannahです。
2012年にカナダに移住し、現在はまだまだ幼い双子の育児に奮闘中です。
最近は在宅で、英語学習系の記事の執筆や海外のニュースの翻訳などをしています。
忙しい中でも英語学習は続けており、学習歴は今年で20年を越してしまいました。
これから現地の情報や、英語学習に役立つ情報をお伝えしていきます。
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