英検など試験対策にもおすすめ
皆さん、こんにちは!
真夏、真冬など家こもりがちになる季節は、勉強に集中する環境をつくり易い時期でもあります。
特に真冬なら受験生の頑張りに乗じて、私たちも英語学習に真剣に取り組んでみるのもいいですね!
さて、以前英検2級のライティング対策についてご紹介したこちらの記事で、表現の引き出しを増やす方法を取り上げました。
今回は、その中でもアウトプットを意識した単語学習という部分についてさらに詳しく解説したいと思います。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
表現の引き出しを増やすということ
英語学習において、一番労力を割くべき部分がインプット学習です。
インプット学習とは、単語や文法を身につけること、英文を読んだり聞いたりしてその知識を強化し、頭に情報を蓄えることをいいます。
これまでの日本の英語教育では、単語を覚えたり、文法を細かく学んだり、長文をたくさん読んだりなど、インプットにかなりの比重が置かれてきました。
そのために日本人は英語を話したり、書いたりすることが苦手だと言われていますが、実はこれまで頑張ってきたインプット学習は、英語を習得する上でかなり重要な役割を占める部分なんです。
英語をアウトプットする際には、インプット学習で蓄積された情報しか使うことができません。
当たり前ですが、英語を書いたり話したりするとき、自分がすでに知っている単語や文法、フレーズしか出てきませんよね。
では、書いたり話せたりするようになるためにはどうすればいいのか?
それは溜め込んできた知識を使える知識に変えていけばいいのです。
表現の引き出しを増やすには、インプット学習で知識を吸収し、その知識をアウトプットで使えるようにすることが大切です。
アウトプットを意識した単語学習
単語学習は英語習得をする上で欠かせない重要な部分ですが、ライティングやスピーキングで使える知識にするために少し工夫をして取り組んでみましょう。
単語帳は、英検を受ける場合は受験級のものでいいですが、そうでない場合は自分の目的に合ったもの(日常会話、ビジネス英会話など)を使いましょう。
数ページ見てみて、全部意味がわからない単語帳だと難度が合っていないので、5-7割くらいなんとなく意味がわかるくらいのものがおすすめです。
また、必ず例文が載っているものを選びましょう。
具体的なやり方をご紹介します。
- まずは単語の意味を覚える。目安は英単語をみてぱっと意味が思い浮かぶようになるくらい。もともとほとんど意味がわかる場合は、軽く確認する程度でOK。
- 意味を意識しながら例文を音読する。スムーズに言えるまで繰り返す。
- 自分がその状況にいることを想像し、自分の言葉のように例文を音読する。
- 実際に自分で使うことをイメージして、簡単な文でいいので、口に出して英作文をしてみる。
結構工程が多いので、これ使いやすそうだなと思う単語だけ③, ④をやってみてもいいですね。
また、④の英作文で文法を間違えると、その文を覚えて定着してしまう可能性が高いので、難しい場合は例文をちょっと変える(主語や修飾語を取り替える)くらいにとどめましょう。
インプットした単語をアウトプットできる知識に変えるコツがつかめると、実践で使える表現の引き出しが一気に増えます。
一度自分で考えて、実際に使えた単語はなかなか忘れません。単語学習にぜひ一手間加えてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は表現の引き出しを増やすための、アウトプットを意識した単語学習の方法をご紹介しました。
読んだり聞いたりした時には理解できても、同じ単語を使って書いたり話したりすることは結構難しいですよね。
まずは意味を覚えてしまうことが重要ですが、その後は自分が使うことしっかり意識、イメージしてアウトプットできる知識に変えていきましょう。
今回の記事があなたの英語学習に少しでも参考になれば嬉しいです。
語学は楽しくがモットーの英語講師
英語ペラペラに憧れ、行ったらなんとかなるでしょと勇んでアメリカ留学も、”How are you?”さえ聞き取れず撃沈。
現地で幼児番組からスタートし英語を習得。紆余曲折の独学とこれまでの指導経験をもとに、英語学習系の記事を中心に執筆しています。
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