【ライティング・スピーキングに効果的!】表現の引き出しを増やす方法を詳しく解説②

皆さん、こんにちは!

先日【英検2級ライティング対策!】概要と対策のポイントをご紹介!という記事の中で、表現の引き出しを増やす方法を2つご紹介しました。

今回はそのうちの「言い換えを意識する」という部分を解説してみたいと思います。英検のライティングだけでなく、英語のアウトプットスキルを上げるのにも効果ありなので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

なぜ言い換えが大切なのか

英語を習得する上でまず取り組む必要があるのが、単語と文法の学習、リーディングやリスニングスキルの向上などのインプット学習です。
自分が持っている知識からでしかアウトプットはできないので、英語学習で大部分を占めるのがこのインプット学習になります。

ところが頑張って蓄えた知識を、ライティングやスピーキングにうまく活用できていると言える人はなかなかいないのではないでしょうか。

  • 言葉を探して詰まってしまう、
  • 自分の言いたいことをうまく英語にできない
  • 毎回決まった表現しか使えない

英会話やエッセイを書く場面で、こういった課題に直面することがあると思います。

これらは英語を学習している人のほとんどが経験する問題ですが「言い換えを意識する」ことで、自分の言いたいことをより伝え易くなります。

英語を使うことに慣れていない場合、

日本語で言いたいことを思いつく→それを英語に訳そうとする→適切な語彙や表現が見つからず詰まる

というプロセスを辿りがちです。
しかし、母国語である日本語と外国語である英語のレベルには大きな差があるので、日本語で考えたことをそのまま英語にしようとするのは、かなり大変な作業です。

そこで意識したいのが「言いたいこと」を「自分の英語力で言えそうなことに言い換える」または「表現を変えて言う」ことです。言い換えを意識することにより、スムーズにアウトプットができるようになり、また同じことを別の言い方で言えるようになるということは、表現の引き出しを増やしていくことにつながります。

 

言い換えの方法

それでは、すぐにできる「言い換え」の具体的な方法を3つご紹介していきます。

 

より簡単な語彙や表現に直す。

言いたいことをそのまま英語にするのが難しいときには、より簡単な語彙や表現をつかってみましょう。
例えば、よく眠れなくて「不眠症だ」といいたいけどその単語が出てこないとき、簡単な日本語にしてから英語に直してみます。

  • うまく眠れない→ I’m having trouble sleeping.
  • 全然寝れない→ I can’t sleep at all.
  • ここのところ眠れていない→ I haven’t been able to sleep.

こんな風に、簡単な表現に直しても言いたいことは伝わりますよね。

状況によっては、シンプルに表した方が相手にとってわかり易い場合もあります。

 

能動⇄受動, BE動詞⇄一般動詞など 主語や態、動詞を変えてみる。

ライティングなどで、同じことを違う言葉で言いたいときは、主語や態、動詞を取り替えて、表すことができます。
下の例は主語と動詞が異なりますが、表す内容はほぼ一緒です。

  • I got an e-mail from him.(私は彼からメールをもらった)
  • He sent me an e-mail.(彼が私にメールを送った)

能動態⇄受動態で言い換える場合は、主語を入れ替えて動詞の形を変えればいいので、こちらも簡単に違う文にすることができますね。

 

二文を関係代名詞や分詞を使って長い一文にする。または二文をシンプルな文に分ける。

関係代名詞や分詞、接続詞などを使うことで、ひとつの文により多くの情報を加える長い文ができます。逆に会話の中でなかなか長い文を作るのが難しい場合は、シンプルな文にして複数に分けることで、より早く話し始めることが可能になります。

関係代名詞の文を分けてみるとこんな感じになります。

  • I heard a rumor about him, which turned out to be true.
    (彼についての噂を聞いたんだけど、それは本当だとわかったんだ。)
  • I heard a rumor. It was about him. And that was true.
    (噂を聞いたよ。彼について。で、それは本当だったんだ。)

上の例は細かく分けていますが、これも気軽にできそうな気がしませんか?

短い文を長い文にするには、知っている文法を駆使して、例文を真似しながら自分のものにしていくのがいいですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は表現の引き出しを増やすための、言い換えの方法をご紹介しました。

言いたいことの表現や形を変えるのに慣れることで、より早く英語で反応できるようになり、バリエーションも増やすことができます。あまり難しく考えず、自分が言える範囲で言い換えることを意識してみてくださいね!

 

 

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語学は楽しくがモットーの英語講師 英語ペラペラに憧れ、行ったらなんとかなるでしょと勇んでアメリカ留学も、"How are you?"さえ聞き取れず撃沈。 現地で幼児番組からスタートし英語を習得。紆余曲折の独学とこれまでの指導経験をもとに、英語学習系の記事を中心に執筆しています。