皆さん、こんにちは!
英検2級は大学入試優遇や単位認定、留学や就職での英語力証明に利用できるなど、学生だけでなく社会人にとってもメリットの多い資格です。
英検に限らず、どうしてもリスニングが苦手だという人は多いと思います。
今回は英検2級のリスニングパートの概要と対策のポイントをご紹介します!
英検2級リスニング 試験内容
英検2級のリスニングは、以下の二部からなり、試験時間は25分です。
- 第1部:会話の内容の一致選択 15問
二往復程度の会話と内容についての質問
- 第2部:文の内容の一致選択(物語文・説明文) 15問
50-70語程度の文章と内容についての質問
出典:英検公式HP
英検2級リスニング 対策のポイント
1.設問は先読みする
英検2級のリスニング問題は、筆記試験の制限時間85分が終了した時点で開始されます。第1部、2部ともに問題用紙に選択肢が記載されているため、できるだけ筆記を早めに終わらせて、リスニング開始前までに一通り目を通しておくようにしましょう。
※先読みに慣れていない方は試験対策として練習をしておくことをおすすめします。
さすがに全ての選択肢を覚えておくことは不可能ですが、一度読んでその場で内容を理解しておくだけでも大きな差がでます。ぱっと見て意味がわからないものがあったとしても、少し時間をかけて読んでおけば、同じ問題の他の選択肢との関連性などから何となく内容がわかる場合が多いからです。
問題が始まってからもう一度選択肢を確認し、音声を聞きながら解答しましょう。
選択肢を見ながら、アンテナを張りつつ音声を聞き、正しい答えを選び取るイメージです。
選択肢を先読みしておくだけで正答率が上がるので、必ずリスニング開始までに一読し、さっと内容を把握するようにしましょう。
2.単語は発音して覚える
単語帳で語彙力強化をする際に少しの工夫するだけで、リスニングやスピーキングの対策も同時に行うことができます。
それは、「できるだけ音源に近い正しい発音を意識して、音読しながら覚える」ことです。
自分で発音できる英語は聞き取れるって聞いたことはありませんか?
これ本当なんです。
逆につづりと意味がわかっていても、正しい発音を知らない、できない場合はリスニングで聞き取ることができません。
そのため単語を覚える際は、音声を聞いて真似をする、正しい発音をマスターする時間を取りましょう。単語帳は英検2級用のものを使います。
発音できるようになったら、あとは単語学習の時間に毎回その発音で音読しながら覚えていくだけです。発音がスムーズに出てくる単語は、リスニングで聞き取れるようになるだけでなく、スピーキングでも使いやすくなりますよ!
3.英語の音声変化について知る
「water」が「ウォーラー」と発音されたり、「get on a bus」が「ゲッロンナバス」のように聞こえたり、想像していた音と全然違う!という経験をしたことはありませんか?
実は、英語は全ての音がつづりの通りに発音されるわけではないんです!
英語には音声変化と呼ばれる、ネイティブが自然に話す時につづり通りに発音されず、音が変化するという現象があります。
ルールを理解し、意識することで「今なんて言ったのか見当すらつかない!」とかなり減らすことができます。
- リンキング
前の単語の最後の子音と次の単語の最初の母音がつながって発音されることを言います。(an apple → アナッポゥ fix it → フィックスィット など) - リダクション
/b/, /d/, /g/, /p/, /t/, /k/などの破裂音が最後に来る時、その音が発音されない現象です。(good job → グッジョブ get that →ゲッザッ など) - フラッピング
アメリカ英語でよくある音声変化で、母音に挟まれる/t/や/d/の音が、日本語の「らりるれろ」に似た音に変わります(water → ウォーラー better → ベラー など)
英語のリスニングで、そもそも音自体が聞き取れていない場合は、この音声変化を知り聞き慣れることで、いわゆる「英語耳」をつくることができます!
ぜひ、英語の音声変化を意識して、リスニングの練習をしてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は英検2級のリスニングの試験の概要と、対策をご紹介しました。対策については、英検2級に限らず、英語のリスニング力向上にとても効果的な方法です。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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英語ペラペラに憧れ、行ったらなんとかなるでしょと勇んでアメリカ留学も、”How are you?”さえ聞き取れず撃沈。
現地で幼児番組からスタートし英語を習得。紆余曲折の独学とこれまでの指導経験をもとに、英語学習系の記事を中心に執筆しています。
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