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皆さまこんにちは、インストラクターの H.Yoko です。
長年英検や TOEIC、またTOEFL や IELTS などの試験対策に携わっておりますが、今回は作文がほぼ定着した英検について、個人的に集めたデータから、いくつか要点をご紹介いたします。
ちなみにですが、タイトルの答え、私の中では間違いなく YES! です。
①採点方法は?
英検に作文が導入されたのは2017年の第1回目から、つまり、2017年の6月の試験から、ということになります。
素点で16点満点です。何名の試験官が添削しているのか、また、ネイティブなのか、日本人なのか、などは全く分かりません。
②合格ラインは?
素点16点に対して、12点は確実に欲しい、というところです。11点で不合格、という方は過去にたくさんいました。
③リスニングとリーディングで頑張れば大丈夫ですよね?
これは大きな大きな間違いです。
例えば
高校1年生(2級受験):Reading/Listening 正解率90%弱
Writing 10点
結果: 英検一次不合格
はっきり言ってリーディングもリスニングも余裕の合格ラインです(マークシートの塗り間違いがないことが前提です)。
むしろ、すぐにでも準1級の勉強を始めても良いレベルです。
数字を見る限りでは誰もが安心しておりましたが、作文を下書きしていなかったこともあり、作文を結果発表前に確認することができませんでした。
結果として不合格でしたが、その次の試験で Writing で 12点を取り、合格しました。
こんなことが頻繁に起っています。
あくまでも、手元にあるデータだけではありますが
Reading / Listening がそれぞれ55%~60%程度の正解率、そして作文が12点~13点あればほぼ問題なく1次試験にパスしています。1級はデータが少ないのでここではご案内しませんが、準1級でもこの程度の正解率で合格しています。
過去にたったおひとりだけ、2級を
Reading: 55%強
Listening: 50%弱
Writing: 10点
この程度の点数で合格した方がいましたが、このようなことはごく稀です。もしかすると、全体的に点数が異常に低かったのかもしれませんが、なぜ合格できたのか、今でも謎です。
作文で失敗があれば落ちてしまう。
どうしてもリーディングやリスニングに力を入れたくなりますが、私が英検合格を目標としている生徒さんに指導する際、作文がある程度書けるようになるまでは一切リーディングやリスニングに手を出さないようにしています。
当然ながら、生徒さんご自身で、ご自宅などで行っていただくぶんには全く問題ありませんが、私と対面でレッスンをする際には、ひたすら作文モードです。書いて書いて書きまくってもらいます。
④作文に使える時間。
私がお薦めしているのは、作文から始める、です。試験開始と同時に作文です。私が教えている生徒さんは、級や実力に関係なくこの方法です。
時間は
- 3級:12分 + 3分
- 準2級: 15分 + 5分
- 2級: 20分 + 5分
- 準1級: 25分 + 5分
- 1級: 30分程度(受験者による)
この辺りが理想的です。つまり、例えば2級であれば、ひたすら20分で書き上げられるよう練習をし、万がいちイレギュラー(予想外)なトピックで「どうしよう困った!」ということがあっても良いように、5分残しておきます。基本的には20分で「下書き」をし、残りの時間でマークシートに清書を行えるのが理想的です。
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