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皆さまこんにちは
インストラクターの H. Yoko です。
前回に引き続き、of course の自然な使い方をご紹介いたします。
※前回の記事「【 役に立つ英語学習!】Of course は「もちろん」?間違った使い方、していませんか?#1」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
今回は一見自然に見えて実は違和感の残る使い方、しかも非ネイティブが自然と信じて使ってしまっている不自然な of course です。
of courseの不自然な使い方①
of course = 当たり前でしょ?
見出しのとおりなのですが、このように響いてしまう使い方をしてしまっていませんか?
例えば
-She told me she saw you at the beef rice bowl restaurant again! You really love their food, don’t you?
(彼女が)またあの牛丼屋さんで見かけたって。本当に好きなんだね!
安いし美味しいし、牛丼屋さんについつい足を運んでしまう、という友人がいます。
仮にここで
Of course! = もちろん!
というイメージで返答するとどうでしょうか?
会話の流れは
A: She told me she saw you at the beef rice bowl restaurant again! You really love their food, don’t you?
(彼女が)またあの牛丼屋さんで見かけたって。本当に好きなんだね!
B: Of course! I love it!
もちろん!大好き!
このようになります。
Of course!が相手に与えるニュアンスと印象とは?
文字だけ見ると明るく楽しい会話のようですが、実際のところは
Of course!
このひと言が
当たり前でしょ!
そうに決まってるでしょ!
言わなくても分かるでしょ!
(わざわざ聞く必要ある?)
このように響いてしまうことがあります。
of courseの不自然な使い方②
of course → Yes? or No?
こちらは早速例文をご覧ください。
A: I am stopping by a convenience store on the way home. Do you want me to get anything?
帰りにコンビニに寄るけど、何かいる?
(=買って来て欲しいものがないか確認
B: Of course!
もちろん(?)
このような場合、 of course と答えてしまうと、やはり先ほどのように
当然でしょ!
という響きが少なからず残ってしまいます。
言い方によっては
そんなこと聞くまでもないでしょ → 買い物があるに決まっているでしょ
この程度強意的に響くこともあります。
そうなりますと、英語(形容詞)で表現するととても aggressive な人、という印象が残ってしまいます。
適切な答え方は?
Do you…….?
は基本的には Yes/No で答えますので、ここでは
-Yes, please!
うん、お願い!
-Yes, thank you!
うん、ありがとう!
-No, I think I’m fine for now. I’m going to the grocery store tomorrow anyway.
今のところ大丈夫かな。明日スーパー行くしね。
(=必要なものがあれば明日買えるから大丈夫だよ。
などのように答えると、波が立つこともありません。
当然ながら、相手との関係の深さなども加味されますが、親しき中にも礼儀あり。
言い方によっては「何で欲しい物ある?なんて聞いちゃったんだろう。もう二度と聞かない!」などと思われてしまうかもしれません。
of courseのニュアンスをしっかり押さえて使ってくださいね。
7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。
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