Hello there!
皆さまこんにちは
インストラクターの H. Yoko です。
too の前にカンマを置きますか?それとも置きませんか?
タイトル通りなのですが、例えば
-I like it, too!
わたしもそれが好き!
-I read the book, too!
わたしもその本読んだよ!
こんな時、too の前にカンマを置きますか?それとも置きませんか?どちらでも通じるようにも見えますね。しかも会話であれば、当たり前ですが、カンマがあるかどうかなんて分かりません。
too の前のカンマについてはいくつかの解釈があります。
too の前のカンマ① アメリカ英語 / イギリス英語
結構な確率でアメリカ英語圏の方はカンマを置かない、と聞いたことがあります。カナダの方も多いと思います。
世界中の方とやり取りをしたわけではないのですが、確かに私の知る限りアメリカ、もしくはカナダの方はカンマを置いていない傾向があります。ただし、傾向であって絶対ではありません。
例えば、最近お会いした(純粋なアメリカ人ではあるのですが)大学で言語学者として教鞭を執っている方はカンマを使用されていました。
恐らくですが style の問題なのだと思います。簡単に言えば、その方の書き方、ということになります。
ただ、言語の専門家であれば、文法に忠実になればなるほど、カンマの必要性を感じられるのかもしれません。
too の前のカンマ②日本では?
日本の学校で使用されている(特に義務教育)教科書はアメリカ英語を基準にしている、というのは皆さんご存じと思いますが、カンマ、ありますよね?
ただし、英語圏でも現代文として省略されることも増えてきたため、中学校の教科書でもごくたまにですが、省かれているものがあるようです。ただ、指導する側としても、教えてもらう側としても少々統一感がなく面倒ですので、カンマがある方が多いのではないかと思います。
too の前のカンマ③正式には?
言葉は活きていますし、時代と共に変化していくものですから一概には言えませんが、こちらは私が大学時代(英語圏です)に言語学を専門とする先生からうかがったお話しを基に有力と思えるカンマの立ち位置をご紹介します。
カンマがある場合は、too は主語にかかる
例えば
-I have been there, too.
であれば
私も~→ そこに行ったことがある
となりますし
-We can help you, too.
わたしたちも~→ あなたのお手伝いをできますよ
となります。
カンマを省くと、too は直前の名詞にかかる
では、仮にカンマを省くと
-I have been there too.
わたしは~→ そこに”も”行ったことがある
-We can help you too.
わたしたちは~→ あなたのお手伝い”も”できますよ
このように解釈される可能性が高い、ということになります。
あくまでも文脈によりますが、文脈で判断しにくい場合はカンマを置く方が断然親切である。とおっしゃっていました。
読み手が迷わずに済む、ということになります。
7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする