Hello there!
皆さまこんにちは
インストラクターの H. Yoko です。
本当に今さら?
「今さら聞けない~」このフレーズ、結構目にすることが多いので
例に漏れず使ってみましたが笑。
なぜ「今さら」なのか、いつも疑問に思っております。
今まで英語をずっとやってきたので、今になって誰かに聞くのが恥ずかしいという含みがあるのだと思いますが、英語を習得しようと頑張っている時は、don’t と can’t など気にも留めません。簡単な動詞ですし、何とか理解できます。それよりも他に難しい単語や文法を習得することに没頭します。
ですので、このような単純な単語に戻って「知りたい」「気になる」というお気持ちになっているのであれば、それは上級者レベルに足を一歩踏み入れたことになるのでは、と私自身は考えております。
難しい言葉の羅列が必ずしも Cool ではない、ということに気づかれている証拠でもあります。
don’t と can’t 、大きな違いはある?
そこは気になると思います。仮にどちらが相応しいのか分からないけど使ってしまった、でもそれで良かったのかな?と心配になることもあります。
答えはノーです。
基本的に大きな違いはありませんので、相手に極度な違和感を与える、ですとか、言った後に恥ずかしい思いをする、なんてこともありません。恐らくはネイティブにとっても slight(微々たる)違いしかないはずです。
don’t と can’t 、できれば使い分けたい!
基本的には大差はありませんが、仮に使い分けができるとするとどのような感覚になるでしょうか?
以前、犯罪心理に興味があり、調べものなどしていたことがあります。
知識などを得たいわけですし、気持ちや感情など、答えがひとつではないものに対してある程度の理解を深めようとしていました。そしてある日、とても気分が悪くなってしまいました。吐き気のような胸焼けのような頭痛のような、嫌なものでした。
これはなぜかというと、恐らくは
-I can’t understand how they feel at all!
気持ちが全然分かんない!
*they = criminals → Criminals are people who commit crimes or break the law.
詰まるところ
-I would never be able to understand how they feel!
この先も(犯罪者の気持ちは)永遠に理解できない~
*be able to = can
このような状態だったということになります。
罪を犯した時の気持ちは理解できないわ、毎日毎日犯罪のことばかり目にしたり聞いたりしているわけですから、自分自身の心や頭が「もうそういう情報は取り入れないで」と、抵抗を始めてしまったのだと思います。
“今”分からない、”これからも”分からない
何とか簡単にインプットする方法はないか、少々奔走いたしましたが、以下のように日本語で表現してみました。
いかがでしょうか?
↓
↓
↓
-I don’t understand.
分かんない、分からない、知らない(把握していない)、だけどもしも誰かが教えてくれたり、チャンスがあって学んだりすることができれば、いずれ分かるようになるかもしれないし、理解できる可能性が高い。
-I can’t understand.
理解できないし、今後理解できることもないかもしれない。(もしくは)今理解するための材料などが全く見当たらない。自分には無理。たとえいろいろ説明されたとしても、多分いつまでも分からないままである可能性が高い。
何となく違いが見えてきましたでしょうか?
基本的には don’t を使っていれば大丈夫です。
ただ、can’t を使う必要がある場合は、それなりの理由と事情などがあることがありますので、できるだけ
「何」を can’t understand…
なのか、目的語などを明確にして使用するようにすると、より自然に響きます。
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7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。
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