Hello there!
インストラクターの H.Yoko です。
動詞 become の使い方に自信はありますか?
become と became と過去分詞はどっちだったかな?ということはたまにあるけれど、問題なく使えている。など、難しい単語として位置づけしている方はそう多くはないと思います。
英語を学び始めたばかりの小学生や中学生に
become ってどういう意味?
と聞かれれば、皆さんなんとお答えになるでしょうか?
~になる
が圧倒的に多いのではないかと思います。
言い方を変えれば、日本語に訳す場合「~になる」以外にふさわしい訳が見当たらないといっても過言ではないかもしれません。それほど他に適訳が見つからない、という不思議な動詞でもあります。
become の本来の定義とは?
to start to be…
become の本来の定義を英語で表現すると、このようになります。
つまり
to start → 始まる/始める
to be → “なる”こと
このようなイメージです。
そのため、基本的には何か別の物や状態、状況などへ変化する場合に使用します。「動作」に対する変化に対しては絶対に用いることはありません。言い換えますと、動詞に対しての変化には使用されない、ということになります。
当然ながら、ファンタジーの世界では
-The masked rider became a rat right after the villain mumbled something like a spell.
悪者が呪文のようなものを唱えた直後に、仮面ライダーはネズミになった。
このように「変身」してしまうこともありますが、私たちの日常生活の中では、誰かが別の物に変身してしまうことは(現実的に)あり得ません。
becomeのもう一つの定義「資格を得る」
こちらの例文をご覧ください。
-My dream was to be a math teacher but became a history teacher in the end.
数学の先生になるのが夢だったが、結局のところ歴史の先生になった
この辺りの表現であればそんなに大きな問題はないと思います。
-I became a history teacher.
ですので
(いつか分からないけれども、過去に)歴史の先生に「なった」
と解釈することができます。
このように become には「資格を得る」という定義が含まれています。歴史を教えるための資格を得た、ということです。
be と become の違いは?
確かに似たようなイメージです。
-I want to be an English teacher.
-I want to become an English teacher.
どちらも(将来)英語の先生になりたい、と言っているように見えますし、極端な違和感など、ほぼ皆無ではないかと思います。でも実際は be と become という異なる動詞ですので、少しは違いがあるのではないか、と疑うはずです。
次回は be と become の違いを分かりやすくご案内いたします!
Until then, please stay warm! See you very soon!
7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。
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