Hello there,
インストラクターの H.Yoko です。
気をつけてね~
という表現は日本語では絶対的な表現として位置を確立していると感じます。
学校に行くとき、仕事に行くとき、何かしら家を出るときの「気をつけてね」は定番表現ですし、むしろ「気をつけてね」と言われないと何だか物足りない?という気分にさえなってしまうかもしれません。
では、この「気をつけてね」のフレーズ、あなたなら英語ではどのように表現しますか?
be careful = 気をつけてね?
以前、病院内で通訳をしている際に、看護師さんから
「H.Yoko さん、あのね、さっき私、全部終わって帰って行く患者さんに “Be careful!” って言っちゃったんだけど、大丈夫かな?何か心配。」
と聞かれたことがあります。
彼女なりに違和感があったのかも知れませんが、どちらかというと「英語は苦手だけど、せめてきちんと見送ってあげたかった。」というのが本心だったのではないかと思います。とても明るくて笑顔がとてもステキな優しい方、でも仕事はテキパキ、という方なので、私は「その笑顔だけで十分伝わっていますよ!」とも思いましたが、be careful はちょっと違うかな?とお伝えしました。
整形を受診された患者さんで、下肢を骨折していましたので、あながち「誤りです」とも言えない表現でもあります。
careful の定義とは?
言うまでもないと思いますが
careful = 慎重な~/注意深く~
などのような意味があります。
また、be は文字通り be動詞 ですので
~な状態でいる/ある
ということになりますから
Be careful! であれば、感覚としては
注意してね~
用心してね~
慎重にね~
このように言われている、と相手は思うことになります。
つまり、何かこの先に危ない物や人などがいるのでは?という解釈となります。
be careful はこんな時に使ってみましょう!
①身長190センチの男性が頭をぶつけそうな低いところを進んで行くとき
→ Be careful (not to hit your head)!
頭をぶつけないように気をつけてね!
②お友達のバッグのフタが開いている時
→ Be careful (not to have your wallet stolen)!
お財布を盗られないようにね!
③子どもが出かけて行くとき
→(Cars or bikes might be coming, so) be careful!
車や自転車が来るかもしれないから気をつけて!
(=車に気をつけてね、など~
このように表現してみてください。
つまり、実際に危険が迫っている場合、またはその可能性がある場合に使用すると良いです。
ですので、先ほどの看護師さんも
-Please be careful not to slip at the entrance.
玄関(病院の入り口)で滑らないように気をつけてくださいね。
(=滑りやすい、など~
-You have to be careful when you get in a taxi.
タクシーに乗る時は気をつけてくださいね
(=骨折しているので、など~
などのような補足があればパーフェクトだった、ということになります。
次回はその他の「気をつけてね!」をご紹介します。
See you very soon!
7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。
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