【ずっと正しいと思ってた!】ありそうでない構成#4-この英文構成、ネイティブは絶対に使いません!happen & occur ①

Hello there!

 

インストラクターの H.Yoko です。

 

タイトルにある happen と occur 「いやいや、さすがに間違えないでしょ?」と思う方もいらっしゃると思います。と、その前に happen と occur って同義語ではあるとは思うけど、使い分けはどうすれば良いのでしょうか?まずはこちらから解決してしまいましょう。

 

happen と occur は言い方が違うだけ

 

ごくごく簡単に言えば、言い方の違いです。定義は同じです。

 

日本語でも

 

起こる~

生じる~

発生する~

 

などいろいろな言い方があるのと同じです。また、occur はフォーマルなので、日常的にはまず使いません。

例えば、ニュースでは

-An earthquake occurred in these regions at approximately 9:45 am. According to the Meteorological Agency, there is no tsunami threat from this earthquake at the moment.

これらの地域で(地図などを見せながら)で、午前9時45分ごろ地震が発生しました。気象庁によると、この地震による津波の心配は現在のところありません。

このように「発生しました」としても何も違和感はありませんが、友人との会話の中では「今朝地震が発生したよね~」とはあまり言わないのではないかと思います。それと同じような感覚です。

当然ながら異なる単語同士ですので、ニュアンスはありますが、まずは occur は普段はほとんど使わない、ということを押さえておきましょう。

 

 

A typhoon will be happened tomorrow???

 

先にお伝えしてしまいますが

 

occur と happen の受動態はとっても変です。

 

つまり、ネイティブは使いませんが、どうしても

 

-A fire was happened two days ago, and I saw a few people were taken by ambulance.

2日前に火事があって、数人が救急車で搬送されるのを見たんだ。

 

-If a super typhoon is occurred, all the residents in the village can take shelter at the sports facility building.

超大型の台風が発生した場合、(その村の)村民全員は、(その村にある)体育施設に避難することができる。

(=村のスポーツセンターなどのような建物

 

こんな風に受け身としてしまう方が本当にたくさんいます。とても不自然ではあるのですが、大きなミスではない、つまり、言いたいことが伝わってしまうため、何となく誤っていることに気づかずに何度も使ってしまい、最終的には慣れてしまいます。

 

火事や台風は→ 発生させられた(be happened / occurred)×

 

わけではなく

 

火事や台風は→ 発生した(happened / occurred)○

 

のです。

 

でも Google 検索をすると、受け身も結構ヒットするけどどうなの?!

 

果たして検索してたくさんヒットするから”正しい”のでしょうか?

 

こちらについては次回②にてご案内します。

 

 

 

 

 

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6 件のコメント

  • 意識したことなかったけど。。。なるほどです。
    毎日こういう記事をよませてもらえる少しの時間を捻出すれば、まとまった時間がとれない社会人にものちのちの英語の知識のacuumulation((笑))がすごいことになりそうです。ありがとうございます。

  • osaki さま

    ありがとうございます。意識したことがない、イコール、「不自然でも気づかない」ことが多いですので、どこか頭の片隅にでもフワっと残っていると良いのですが。このようなパターンはたいてい伝わってしまうので、なかなか指摘されることもないかもしれません。

    ずいぶん前にコメントいただいていたにも関わらず、気づくのが遅くなり大変失礼いたしました。今後とも accumulation の一部となれるように私も負けじと accumulating していきたいと思います。

  • はじめまして。

    Returnee student です。
    台風などは受動態
    地震は能動態
    なぜですか?
    自然災害についてどういう場合受け身や能動になりますか?
    自動詞と他動詞の違いの認識でいいですか?

  • 高橋さま

    こちらこそ初めまして。
    この度はありがとうございました。

    いただいたような

    台風→ 受動態
    地震→ 能動態

    このようなご案内をする予定はなかったのですが、紛らわしい説明などあればお手数でもお知らせくださいませ。よろしくお願いいたします。

    動詞 happen や occur を使用する場合については、基本的に自然災害が「主語」であれば、能動態としておけば自然です。受動態としても間違いなく通じますが、不自然に響いてしまいます。

  • ビジネス英語従事者です。occur と happenの使い分けを調べていたらこちらにたどり着きました。ニュアンスだけでなく、自動詞か他動詞か?あたりも良く理解して使い分けて行きたいと勉強になりました。 ”火事や台風は→ 発生した(happened / occurred)○” とても分かりやすかったです(^^♪ ビジネスでは英語の使い方が間違えていても、意味が伝われば文法の間違いを指摘されることは皆無ですので、このようなサイトはとてもためになります。 有難うございました。

  • IGA さま

    こちらこそありがとうございました。occur と happen についてはどれを信じるべきか、迷うほど多くの情報を得られると思いますが、こちらにたどり着いてくださりありがとうございました。私自身が英語学習者の頃から、こういったニュアンスがどうしても気になることが多々あり、思い出してはこの場をお借りしてご紹介しております。英語を使ってのお仕事、お忙しいとは思います。これからは是非ネイティブの感覚で occur / happen をお使いになってみてください。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。