Hello there!
インストラクターの H.Yoko です。
英語を学んでいく中で、情報を取り入れる(インプット)することはとても多いと思いますが、インプットすらしない、という方法もあります。
例えば
Q: She said she would be back _ _ _ _ 15 minutes.
彼女は15分後に戻りますと言った。
1: on
2: in
3: within
4: against
言うまでもなく解答を選びますが、消去法で解答を導き出すことがあると思います。on と against は違うから、2と3のどちらかだ。などです。
消去法で英語を学ぶ
英語を学ぶ上で、常にインプットばかりする必要はありません。不要なものをはなから排除し、余分な情報を取り入れないという方法です。少々上級者向けとなりますがありそうでない構文をひとつご紹介します。
この文章、どこがおかしいのでしょうか?
-It is extremely difficult that you win the competition.
どこがおかしいのか良く分からない場合、訳してみるのも一つの手です。
-It is extremely difficult that you win the competition.
極めて困難である→ 何が?→ あなたがその大会(などで)優勝する
いかがでしょうか。そんなに問題なさそうです。これは困りました。
なぜ正しい文章に見えるのか
文法として成立しているため、正しい文章に見えますし、訳してもそれなりに何とかなります。
-It is difficult that I finish the assignment by tomorrow morning.
-It was difficult that the hospital accepted another patient.
-It will be very difficult that we compensate for the loss.
呪文のように似たような構文が並ぶと、どれも正しく見えてきます。
It is difficult that S + V : ネイティブは使いません
つまり、どうぞ忘れてしまってください。このような文章は、文法としては取りあえず成立していますが、構文として使用することはできません。
ではどうして不自然なのか?接続詞 that が全てです。
that = ~ということは / ~ということを
などと解釈してみてください。いかがでしょうか?
-It is extremely difficult that you win the competition.
あなたがその大会で優勝する”ということは”→ 極めて難しい
日本語はそれなりに様にはなっていますが、ごく自然とは思えません。
“~にとって”と解釈させる場合、that は使いません
-It should be extremely difficult (for you) to win the competition.
あなたがその大会で優勝することは→ あなたにとって→ 極めて難しいはずだ
こちらであればスッキリすると思います。この文章のメインの主語は you ですので
-You win the competition.
あなたが→ その大会で優勝する
と考えることができます。
It is difficult that S + V
という構文は存在しませんので、まずは忘れてしまいましょう!
I know you have forgot about it already ;D
7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。
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