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皆さま こんにちは
インストラクターの H. Yoko です。
またまた前置詞に戻ってまいりました。今回から2-3回に分けて前置詞 at をご紹介していこうと考えております。
at を辞書で引いてみる
まずはこちらの画像をご覧ください。とある(古いものですみません!)英英辞書の1ページです。
左中央辺りに at の定義がありますが、こちらに7つほど用法が書かれています。シンプルな辞書ではありますが、例文なども書かれています。もう少し詳細かつ具体的にすると、at の定義は間違いなく10を軽く超えるのではないかと思います。ちょっと信じられないかもしれませんが、at だけでこれだけの定義があります。たかが前置詞、されど前置詞、過小評価をしてしまうと知らず知らずのうちに不自然な使い方になっているかも知れません。
at の基本的な考え方
いろいろな考え方や説明方法があると思いますので、ここでの解釈が絶対に正しい、ということではないかも知れませんが、ひとつおぼえておいていただきたいのは
at = ポイント的に1点を指している(ごく限られた狭い範囲)
ということです。
なぜ
-I used to live at Tokyo.
以前東京に住んでいました~
-Our head office is at Osaka.
本社は大阪にあります~
とは言わないのか?
これは先ほどもお伝えした通りで、東京や大阪では「範囲が広すぎる」からです。
前置詞を誤ってもそれなりに通じる
先ほどのように、仮に at Tokyo / at Osaka としてもほぼ間違いなく通じますし、英語のレッスンでもない限りは直されることもないと思います。前置詞は定義など奥が深いにも関わらず、間違えて使ってしまっても「不自然」に響きますが、たいてい通じます。ここがやっかいなところでもあります。
もしもあるネイティブスピーカーが
-I think we will arrive in the airport earlier than we expect.
予定よりも早く空港に着くんじゃないかな
(=思っているよりも時間的に早い
-When I looked on the clock, I realized the battery had been dead.
時計を見た時、電池が切れていることに気づいた
(=時計を見ると「あれ、動いていない」という状況
このように言ったとします。あくまでも仮定です。この場合もしも「あれ?ここで in や on を使うの?」と感じたとしても、「ネイティブが言っているんだから間違いないでしょう」と思ってしまうのがツライところです。(ネイティブがここで in や on とすることはないという前提ですのでご了承くださいませ)
つまり、取りあえず in だろうが on だろうが at だろうが、何となく通じてしまいます。
日本語の「助詞」に似ている
まずは at を使用する際に、直後の名詞が「1ポイントを指しているのか」ということを意識するだけで、より自然に表現することができるようになります。いくら難しい単語や文法を知っていても、ちょっとした前置詞使い方で文章のクオリティが悪くなってしまうこともあります。
日本語でもそうですが
-昨日、ディズニーランド”を”遊びました
→ディズニーランドで
-コンビニ”に”バイトしています
→コンビニで~
-娘は今友達と映画館”で”います
→映画館に~
このような「助詞」と呼ばれる「~を」「~に」「~で」などを間違ってしまうと、やはりカタコトのように響いてしまうのと同じです。前置詞は特にこの日本語の助詞のような働きをしていることが多くあります。
7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。
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