【中・上級者向け 英作文のコツ】There is/are を使い過ぎていませんか?

Hello there,

皆さま こんにちは

インストラクターの H. Yoko です。

今回は前置詞はひと休みいたしまして、there is/are の語感を少々ご案内いたします。私が担当いたしました英作文添削講座の受講者さまなどの中には、幾度かご案内したことがありますので、既にご存じの方は復習も兼ねてご覧いただければと思います。

 

主語・動詞→ there + be動詞

なぜ?と思うかも知れませんが、there is/are など、there からスタートする構成は少しずつ減らしていくようにしてみてください。日本語で解釈する場合、この there が自国の言葉に訳すと良く合うような気がするので、ついつい多用しがちです。実は韓国語を母語とする方々も(負けじと?)頻繁にこの表現をしている気がします。

仮に他の主語でどうしてもまかなえないのであれば、恐らくは自然な表現と言えるはずなのですが。

 

主語を人物としてみる

主語が「私」や「あなた」など、人物でまかなえるのであれば、その人物を主語とされると良いです。

これはその行動をするのは主語自身だからです。つまり、何かしら be動詞以外の動詞を使えそうであれば、動詞を使いましょう、ということです。

例えば

旅行前に買わなきゃなんないものがたくさんあるんだ~

と言いたい場合

「あるんだ~」

がありますので there are としたくなります。

でも、買わなきゃならないものをたくさん抱えているのはこちらの「ご本人さま」なのです。

-I have a lot of things I have to buy before the trip.

などのように I have を用いる方がずっと自然で英語らしい表現となります。これは「持っている」と訳すことができますが、厳密には

have = (私に)~がある

という解釈となります。

ここで

There are a lot of things I have to buy before the trip…

としても良いと言えば良いですし、ほぼ間違いなく伝わりますが

買わなければならないものがたくさん”存在します”~

つまり、どこかに存在しているような「買わなきゃ!」という臨場感や焦りのようなものが全く見えません。

 

体調が悪い時は?

現在フルーツフルホスピタルという講座を担当しておりますが、そのせいもあってかこのようなネタが増えがちですが、日常的に使える表現ですので是非ご一読ください。

またまた「例えば」になりますが

喉に痛みがある・喉が痛い

このように言いたい場合

-There are sores in my throat.

とすると

私の喉の中に痛みが存在しています~

のようなとても不思議な表現となります。

ご自分の手元(しかも喉)に痛みがあるのに、あたかも「他人ごと」のように表現しているように見えませんでしょうか?

痛みがあるのは主語自身ですので、ここでは

-I have a sore throat.

-My throat is sore.

などとしておきましょう。

 

There… を使っても違和感がないのは?

日本語で分かりやすく説明するのが少々難しいと感じておりますが、主語や話題の中心となっている人物などに「直接的」に関係のないときに使ってみると、自然に響く可能性が非常に高いと思います。

先ほどのような少々「他人行儀」と考えても良さそうな状況です。

-There was a very cool bike in front of the entrance door. Did you get a new bike?

玄関のドアのところにカッコいい自転車があったよ。新しい自転車買ったの?

 

※お友達の家の玄関口の話題なので全く問題ありません、ただし I saw a bike…などとすることも可能です。

 

 

-I recommend this salon. There is a very famous hairdresser there.

この美容室おすすめだよ。有名な(カリスマ?)美容師さんがいるんだよ。

 

※ネット上で「ここ良いよ」など、おススメしているような様子です。明らかに美容室までは距離がありますし「有名な美容師さんがそこに”存在する”」ということを伝えたいだけですので、there is で問題ありません。

 

Conclusion…

兎にも角にも、結局のところ

 

there を使いたいな…

there で良いでしょう

 

と思った時に少しだけ再考してみてください。

 

もしかすると there is/are 以外の「主語と動詞」で何とかなるかも知れません。何とかなりそうな時は恐らく there は不向きである可能性があります。

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ABOUTこの記事をかいた人

7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。