Hello there!
皆さまこんにちは、インストラクターの H. Yoko です。
受け身表現が多い日本語
日本語では
ちょっと手伝ってもらえる?
今朝はお兄ちゃんが車で送ってくれた。
など、”受け身っぽい”表現をすることが多いため、英文でも何かしら受け身を使用する方がたくさんいらっしゃいますが、(今に始まったことではありませんが)受け身とする必要がないのでは?と感じることが頻繁にあります。
先生(医師)から薬をもらった~は英語でどう表現するべき?
まずはこちらをご覧ください
①The doctor gave my mother some medicine.
②My mother was given some medicine by the doctor.
③Some medicine was given my mother by the doctor.
どれも同じようなことを言っていますし、どれも正しい英文です。
では、厳密には何がどう異なるのでしょう?
受動態は4つのカテゴリーに分けることができる!
主に
① 動作を受ける側に感心がある場合
② 動作を行ったのが誰なのか明確ではない場合
③ 科学的事象を説明する場合
④ 心理状態や感情、人間関係などを動詞を用いて表現する場合
こちらは私自身のオリジナル表現ですので、参考書などでは異なる記載があるかもしれませんが、結局のところ、動作(動詞)を受け身にするわけですから、動作があくまでも主体となります。
そのため、基本的に「誰が何をしたのか/するのか」ということが明確である限りは、あえて受動態を用いる必要がない、ということになります。
先ほどご紹介しました3つの例、
①The doctor gave my mother some medicine.
②My mother was given some medicine by the doctor.
③Some medicine was given my mother by the doctor.
この場合、②は上記①の「動作を受ける側に感心がある」という説明がつきます。
先生がくれたの!
ではなく
お母さんが薬をもらったの~
というお母さん主体の表現となります。
受動態4つのカテゴリーを読み解く
ひとつずつ例文で確認していきましょう。
① 動作を受ける側に感心がある
-An old woman, who was walking on the pavement, was run over by a bike.
女性が轢かれた、ということに重点
② 動作を行ったのが誰なのか明確ではない
-Her bag was stolen when she was in a bookstore.
バッグを盗んだ行為者が不明
③ 科学的事象を説明する
How oxygen is formed in earth.
特に受動態が好まれるケースです
いかがでしょうか?
①と②は似ている、ということがお分かりいただけると思います。ただ、②の例文の主語は「人」や「生き物」ではなく「物」です。
Somebody stole her bag!
こちらと
Her bag was stolen by somebody!
この違いを何となくでも感じ取れるようになると、受動態をどのような場面で使うべきか、少しずつ理解できるようになってくるのではないかと思います。
4つ目の
④ 心理状態や感情、人間関係などを動詞を用いて表現する場合
こちらについてはまた次回ご案内いたします!
See you around!
7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。
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