みなさん、こんにちは。
皆さんは、学校で習った英語の文法を使って英文を作るとき、なんだか説明が長くてわかりずらいなぁ、と感じたことはありませんか?
ネイティブは中学生か高校生の頃ぐらいから、文章を簡潔に書けるように習い始めます。特にテストに、時間を稼ぐため短い文がいいですからね。しかし、文を短くするとしたら、必要な細部がなくならないように気を付けないといけないですよね。
そのため、ネイティブの人は、この3つのことを習います。
- 関係詞節の代わりに形容詞を使う
- 副詞を使用する
- コロケーションを使用する
では、それぞれの例を見てみましょう!
文章を簡潔に書くコツー①関係詞節の代わりに形容詞を使う!
「様々な色のある花束が花瓶の中にある」
と英語で言いたかったら、どう訳すでしょう?
日本語の原文には関係詞節があるから、英語でも関係詞節を使う人はいると思いますね。
関係詞節の文:There are flowers that have many different colors in the vase.
関係詞節を使って訳すと、恐らく上の文に近い文を作ると思います。しかし、ネイティブの人は関係詞節の代わりに、形容詞を使います。
形容詞の文:There are colorful flowers in the vase.
“that have many different colors” を“colorful”にすると、文がだいぶ短くなるし、色がたくさんだということもまだ伝わっていますね。すっきりとした文です。
関係詞節を使ってはいけないわけではないですが、もし、その部分を一つか二つの形容詞でまとめられるのなら、やるべきだと思います。
文章を簡潔に書くコツー②副詞を使用する
次は副詞を使うということですね。正直に言うと、ノンネイティブの副詞を使う頻度が低すぎると思います。副詞は「どうやって」というニュアンスを文に与えます。
では、この二つの文を比較しましょう。
“The boy went around the corner and saw a snake. He got scared and ran away.”
この文では、”ran away”を使っていますね。蛇を見て逃げたという意味になります。
文法的には間違っていませんが、ただ「逃げた」だけでは、どうやって逃げたのかは想像しにくいです。男の子はゆっくり逃げた?早く?すぐ?どんなニュアンスなのかわかりませんね。
“The boy went around the corner and saw a snake. He got scared and immediately ran away.”
この文では、”immediately”を入れて、「すぐ逃げた」というイメージになりますね。こうすることで情景がもっと想像しやすいです。副詞を使って明確に想像しやすい文を作りましょう。
ここで、上の文で副詞を使うと、短いというか長くなっていない?と気づいた人もいるかもしれません。それはそうです。しかし、簡潔にはっきり状況を伝えるには必要な表現であるということが大切です。
また、同じような「すぐ逃げた」のイメージを伝えたい場合、以下の様なフレーズを使うことも可能です。
“The boy went around the corner and saw a snake. He got scared and ran away as soon as possible.”
ですが、このように “as soon as possible”などのフレーズを使用すると文章はさらに長くなってしまいますので、副詞句を使用する前には一つの副詞でまとめられるかどうかを少し考えてみてくださいね。
文章を簡潔に書くコツー③コロケーションを使用する
コロケーションですが、たくさんありますね。一つのブログでまとめられませんが、最近のレッスンでよく教えているコロケーションをシェアします。
“The woman who is wearing a red hat.”
この文は間違いのない文ですが、ネイティブは、
”The woman in a red hat”
という人が多いです。
“who is wearing 衣装”の言い方をよく”in 衣装”に変化します。どんな衣装でも大丈夫です。
The woman who is wearing grey pants. -> The woman in grey pants.
The woman who is wearing black shoes. -> The woman in black shoes.
The woman who is wearing glasses. -> The woman in glasses.
着られるものであれば、ただ “in”を使っても十分です。この言い方を使ってみてくださいね。
次、レッスンを受け、もし自分の文がくどいと思えたら、講師と相談して何か代わりのフレーズがあるが考えてみましょう。
<今日のポイント>
ネイティブのようにすっきりとした短文を作るために、関係詞節を避けながら、コロケーション、形容詞と副詞を上手に使いましょう。
アメリカで生まれと育ちです。5年前、大学卒業後、日本へ引っ越してきて、日本の公立学校と英会話スクールで働く経験のある先生です。2022にフルーツフルイングリッシュで勤め始めて、人気のあるネイティブ講師です。
日本語と日本の文化や歴史について学ぶのことが好きです。スポーツも好きで、現在空手を習っています。
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