こんにちは、フルーツフルイングリッシュのエリカです。
英語では、動詞に語尾-ableを付けると「~可能な」という意味を表すことができます。
例えば、jump(跳ぶ)。語尾を付けてjumpableにすれば、「跳ぶことが可能な」という意味になります。
This hurdle is jumpable.
「跳べるハードルだ。」
また、語頭にun-を付ければ「~不可能な」というネガティブな意味になります。
The hurdle is unjumpable.
「跳べないハードルだ。」
多くの動詞にはこのようにun-と-ableを付けることができます。
しかし、よく使う動詞で一部-ibleが付く特殊なものがあります。よくある例を確認しましょう。
read(読む)
readに-ableを付けるとreadableになります。対義語はunreadableです。「簡単に読める、楽しく読める」というニュアンスがあります。
The novel is highly readable.
「あの小説はとても読みやすい。」
しかし、本来「読むことが出来る、簡単に読める」はlegibleと言います。この場合、対義語はillegibleです。readableと違い、「楽しく読める」というニュアンスがなく、どちらかと言えば字の綺麗さや判読のしやすさを表します。
His handwriting is completely illegible.
「彼の字は判読不可能だ。」
語幹のleg-はラテン語のlegere(読む)から来ていると言われています。-ibleで終わる単語の多くはラテン語やギリシャ語に由来すると言います。
drink(飲む)
drinkableでも「飲むことができる」という意味になります。しかし、potableを使えば、「飲んでも安全な」という狭義のニュアンスを表すことができます。対義語はnon-potableなどになります。
The water in this well is potable.
「この井戸の水は飲んでも安全だ。」
eat(食べる)
「食べることができる」はeatableでも大丈夫ですが、edibleを使えば「食べても安全な」というニュアンスになります。対義語はinedibleです。
Is this plant edible?
「この植物は食べられますか?」
carry(運ぶ)
carriableは辞書には載っているものの、あまり使いません。通常はportableを使います。
I bought a portable CD player.
「携帯用CDプレーヤーを買った。」
他にも、hear – audible(聞こえる)やsee – visible(見える)という例があります。
ほとんどの場合は-ableを付ければ問題ありませんが、ここで紹介した単語には別のパターンも存在するので是非覚えておきましょう。
日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」
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