こんにちは、講師のエリカです。
今日は、英語学習者がよく迷うポイント、副詞を置く位置を簡単に説明させていただきます。
副詞は、happily, fast, oftenのような単語を指し、基本的に文の中で様々な場所に置くことができます。しかし、置くことのできない位置もあり、文が複雑になればなるほど、「どこに入れれば良いのだろう?」と迷ってしまうこともあります。
そこで今回は、とりあえず副詞の位置が解る簡単ルールをお教えします。
ずばり!
メインの動詞の直前に置けばほぼ外れなしと考えましょう。
動詞の前に置いてみよう
副詞readily(進んで、すぐに)を使った例文を見てみましょう。
例)He readily accepted the offer.
「彼はすぐに申し出を受け入れた。」
この例文では、動詞acceptの前に置くと自然でしょう。逆に、×He accepted the readily offer.という風に冠詞と名詞の間に置くことはできませんし、×He accepted readily the offer.という風に、目的語の前に置いてもやはり不自然な語順になってしまいます。
always(いつも)の場合も、やはり動詞の前に置くとスムーズな英語になります。
例)She always comes here on Sunday and orders a fruit sundae.
「彼女はいつも日曜日にここに来てフルーツパフェを注文する。」
時制が変わって、助動詞(willやhaveなど)が付いたときも、メインの動詞の前に置くのが一番自然でしょう。
例)He will readily accept the offer.
「彼はその申し出をすぐに受け入れるでしょう。」
例)He was happily reading a book.
「彼は幸せそうに本を読んでいた。」
例)She has always been a fan of this team.
「彼女はずっと前からこのチームのファンだ。」
accept、read、beの前に副詞があることがわかりますね。
文末もOK!
副詞はさらに文末にも置くことができます。ただし、英語にはend-focusという原理があり、一番最後に来る単語が強調される傾向があります。このため、副詞を文末に置くとその副詞が強調されている印象が出ます。
例) He was reading a book happily.
また、alwaysのような時間の副詞には一部例外があり、文末ではあまり見られない副詞がありますので注意しましょう。
△× She has been a fan of this team always.
いかがでしたか?
簡単ルールをおさえて、副詞の位置を迷わず使ってくださいね。
日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」
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