こんにちは、講師のエリカです。
みなさまは、irrelevantとunrelatedの違いがわかりますか?
日本語では、どちらも「無関係の~、関係ない」と表現することができるため、同義語だと思っている方も多いようですが、実は大事なニュアンスの違いがあります。
unrelated = 関係のない
まず、unrelatedを見てみましょう。こちらは、比較的一般的な「無関係であること」を表します。
① The picture is unrelated to the incident.
「写真は事件とは無関係です。」
新聞などに載っていそうな語句ですね。
② He and I are unrelated.
「彼と私は親戚ではない/関係がない。」
血縁関係がないときもunrelatedを使います。
irrelevant = 重要でない、ピント外れな
では、irrelevantはどうでしょうか。実は、irrelevantにはもう少し抽象的と言えるニュアンスがあるのです。「無関係」であることには変わりありませんが、「重要でない、ピント外れな、見当違いの」というニュアンスが入っているのです。
③ That is irrelevant to the matter at hand.
「それはこの問題とは無関係です。(今は重要でないことだ)」
④ The journalists kept asking irrelevant questions.
「記者たちは的外れな質問をし続けた。」
完全に同義語であるわけではありませんが、irrelevantはuselessに近いニュアンスもあると言えます。
このような違いがあるため、He and I are irrelevant.と言ってしまうと、「彼と私とは取るに足らないものだ」のような意味になり、He and I are unrelated.とは全く違った印象になります。
irrelevantとunrelatedは必ずしも同義語として使えるわけではないので、使うときは注意しましょう!
日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」
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