こんにちは、講師のエリカです。
日本語の「面白い」には、二つの意味があります。
「心が惹かれる面白さ」と、「滑稽で笑えるような面白さ」がありますよね。ところが英語では、この二つの「面白さ」は、別の単語で表します。
interesting
まず、「心惹かれる面白さ」なのですが、interestingなどと訳すのが自然でしょう。ただ、正確に言うとinterestingは「興味深い」という意味なので、ちょっと固い印象になることもあります。
例)That’s interesting.
「それは面白い。/それは興味深い。」
「あの映画は面白かったよ」と英語で言いたいときは、interestingを使うことができないというわけではありませんが、より軽くナチュラルな表現にしたいときは”I liked that movie.”/”That movie was really good.”などと表現したほうが良いでしょう。
funny
さて、「笑えるような面白さ」なのですが、こちらはfunnyと訳すと良いでしょう。
例)That comedy is really funny.
「あのコメディは本当に笑えるよ。」
例)He’s making funny faces to make me laugh.
「彼は変な顔をして私を笑わせようとしている。」
fun
funnyと非常に似ているのは、このfunです。もともとは名詞だったのですが、最近では形容詞のような使い方も一般的になってきました。
このfunなのですが、funnyと結構ニュアンスが違いますので少し要注意です。「笑えるような面白さ」のfunnyと違い、このfunは単純に「楽しい」という意味になるのです。
例)I had fun at the theme park. (このfunは名詞)
「テーマパーク、楽しかったよ。」
例)He’s a fun person to be with.
「彼は一緒にいると楽しい人間だ。」
例)Cycling is fun.
「サイクリングは楽しい。」
逆に、”Cycling is funny.”と言ってしまうと、「サイクリングは面白おかしい」という意味になってしまいますので、funとfunnyを間違えないように気をつけましょう。
この三つの形容詞のニュアンスを理解していれば、いろんな面白さや楽しさを英語で表現することができますので、しっかり押さえましょう!
日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」
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