こんにちは、講師のエリカです。
今日は、よく間違って使われる動詞doubtについてお話したいと思います。
辞書によると、この動詞は「疑う、疑問に思う」という意味なのですが、なんとなくthinkやwonderの類語として使っている方も多いです。
doubtの正しい使い方と意味、わかりますか?
早速ですが、次の英語を見てみましょう。
I doubt he will come here.
この人は、彼がここに来ると思っているのでしょうか?それとも、来ないと思っているのでしょうか?
正解を言いますと、この英語を日本語に訳すと、
「彼がここに来るとは思えない」
という意味になります。つまり、この人は、彼はおそらく来ないだろうと思っているのですね。
doubtにはこのような否定的なニュアンスが含まれています。
他にも例文を見てみましょう!
doubtに含まれている否定のニュアンスに注目してください。
① I doubt it. 「さあ、どうでしょうね。/私はそうは思いません。」
② I doubt I’ll get this finished by noon.「昼までに完成するとは思えない。」
③ I doubt we’ll get there in time.「私達が間に合うとは思えない。」
否定形+doubtにも注意しましょう!
④ I don’t doubt he’s smart.「彼が賢い人であるのは、間違いないと思う。」
doubtには、このような否定的なニュアンスが含まれているため、単に「~かな?」のように考えている意味合いで使うことができません。
逆に、「~とは思えない」と言いたいときに便利な動詞なので、ぜひ有効活用しましょう!
いかがでしたか?
ニュアンスをしっかり掴んで使ってくださいね!
日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」
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最後の、
逆に、「~とは思えない」と言いたいときに便利な動詞なので、ぜひ有効活用しましょう!
「〜とは思えない」のところ間違ってませんか?逆になってないので。