advice? advices? 不可算名詞を見極めましょう!

advice? advices? 不可算名詞を見極めましょう!

こんにちは、講師のエリカです。

 

可算名詞と不可算名詞の違いは何でしょうか?

そうですね、可算名詞は「数えられるもの」、不可算名詞は「数えられないもの」に対して使いますよね。そして、数えることができないため、不可算名詞には単数形の不定冠詞a/anが付きませんし、当然ながら複数形にすることもできません。概ねこのような理解で問題ないでしょう。

ただ、名詞の中にはどちらか判断しにくい名詞も存在します。そこで今日は、よく間違えられる不可算名詞についてお話したいと思います。

よく間違える不可算名詞!

よく見かけるのはadvice(アドバイス)という名詞です。よく×advicesと複数形で使われる方がいらっしゃいますが、こちらは実は不可算名詞になります。数えることができそうな気もしますが、英語では不可算名詞として使うのです。

「彼は私に良いアドバイスをくれた。」

× He gave me good advices.

〇 He gave me good advice.

 

information(情報)も、よく間違えられる不可算名詞です。

「ネットでためになる情報を見つけた。」

× I found some useful informations on the Internet.

〇 I found some useful information on the Internet.

 

個人的にかなり判断しづらいと思うのはfurniture(家具)です。家具なら、一つ、二つ、三つと数えられそうですが・・・なぜか英語ではそうはいきません。一つ一つの家具ではなく、「家具」という概念を表している名詞だと思われます。

「この部屋の家具が好きだ。」

× I like the furnitures in this room.

〇 I like the furniture in this room.

 

どちらもアリ!

少し厄介なのは、不可算名詞と可算名詞の両方として使うことができる名詞の存在です。このような名詞は、冠詞や複数形の有無によって意味が変わることがありますので、要注意です!

 

一つはworkです。不可算名詞のときは「仕事」という意味になります。

「私は仕事が好きだ。」

I enjoy work.

 

このworkは、可算名詞a work / worksとして使うこともできます。しかし、その意味は・・・?

「これはピカソによる作品だ。」

This is a work by Picasso.

「私は彼の作品が好きだ。」

I like his works.

そうです。可算名詞に変わると、なんと「作品」という意味になってしまうのです!「仕事」という意味で使いたい場合は、必ず無冠詞の単数形にしましょう。

 

もう一つはpaperです。「一枚の紙」という意味で、×a paperを使う方が多いのですが、こちらも実は間違いになってしまいます。

「そのことを紙に書き留めた。」

× I wrote it down on a paper.

〇 I wrote it down on paper.

 

しかし、a paperは英語として間違っているわけではありません。意味が違うだけです。

I’m writing a paper on kabuki.

「歌舞伎について論文/レポートを書いている。」

可算名詞a paperは、なんと「論文」という意味になるのです。アメリカ英語では、大学生が提出するいわゆる「レポート」を意味することもあります。

 

また、常に複数形で使うpapersには「公文書」「書類」という意味があります。

「そのカップルは6月に離婚届を出した。」

The couple filed divorce papers in June.

 

不可算名詞を数える方法?!

ここでご紹介した不可算名詞は数えることができませんし、複数形にすることもできません。ただし、一部の不可算名詞を「数えられるもの」に変える方法もあります!不可算名詞の前に可算名詞pieceを置くと、一つ、二つと、piecesを数えることができるようになります。

 

〇 He gave me a good piece of advice.

「彼は私に良いアドバイスを(一つ)くれた。」

〇 That’s a useful piece of information.

「それはためになる情報だ。」

〇 I wrote it down on a piece of paper.

「(一枚の)紙にそのことを書き留めた。」

pieceを使えば、a piece of paper、two pieces of paperという風に、数えられないものを数えられるものに変えることができるのです。ただし、最後の不可算名詞は単数形のままですので、気をつけましょう。

 

ほかにもluggage(荷物)、news(ニュース)、money(お金)、equipment(備品)など、さまざまな不可算名詞が存在します。

このような表現を使うときは、是非気をつけましょう!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」