みなさん、こんにちは
〜はじめに〜
英語学習中級者の皆さんにお勧めしたい勉強法は、生の英語に触れる、英語記事を読むこと。
英語記事を読むことは、英語の表現を学習できるだけではなく、内容を自身の英語学習に活かすことができますので、ぜひ活用してほしい勉強法です。
そんな勉強を始めたい方へ、シリーズで英語記事をご紹介しています。
※前回の記事「【英語学習のコツ!中級者向け】英語記事を読もう!③」を見逃した方はこちらからどうぞ!
ところで、英語学習に有利なのは、子供と大人、どちらなのでしょうか。
今回は、それに関する記事を一緒に読んでいきましょう。
早速英語記事を読んでいきましょう!
(引用元) https://sites.psu.edu/bilingualismmatters/children-vs-adults-who-wins-the-second-language-acquisition-match/ by Katherine Kerschen and Juliana Cruz Martínez
英語学習素材として重要(自分の英語に取り込みたい表現)な箇所を太字にしています。
タイトル:Children vs. Adults – Who Wins the Second Language Acquisition Match?
子ども vs 大人 – 第二言語習得の勝負はどちらが勝つのか?
Children are often perceived to be the heavy hitters when it comes to second language acquisition. Many people think that if you want to learn a second language really well (linguists usually speak of developing “native-like proficiency”), you need to start as a child. However, as we’ll see, adults are no lightweights. It is true that child learners are, in general, more likely to reach native-like proficiency than adult learners. For example, many child learners are immersed in an environment where they hear and speak the second language all the time, while adult learners are in a language classroom only a few hours per week. This is a major difference: according to some estimates, you would have to stay in a typical language class for your entire life in order to get the same amount of input as 10 years of immersion experience!
So what happens if we take a closer look at the learning processes? Who actually performs better? We’ll let the research determine who’s the winner in this match-up—get ready for the blow-by-blow!
第二言語習得に関して、子どもは大器晩成型だと思われがちです。多くの人は、第二言語を本当に上手に学びたいなら(言語学者は通常「ネイティブ並みの能力」を身につけると言います)、子供の頃から始める必要があると考えています。しかし、これから述べるように、大人も決して負けていません。一般的に、子供の学習者の方が大人の学習者よりもネイティブ並みの能力に達する可能性が高いのは事実です。例えば、子どもの学習者の多くは、常に第二言語を聞き、話す環境に身を置いているが、大人の学習者は、週に数時間しか語学教室にいない。これは大きな違いです。ある試算によると、10年間のイマージョン体験と同じ量のインプットを得るためには、一般的な語学教室に一生通い続けなければなりません!
では、学習過程を詳しく見てみるとどうなるでしょうか。実際にどちらのパフォーマンスが高いのでしょうか。この対決の勝者は、研究結果に委ねられています。
(解説) no lightweightsは、ボクシングの重量級別に例えて、「軽いことはない=軽んじるべきではない」と言う意味で用いています。immersion experienceは、言語教育の世界では、「ターゲット言語に浸る」経験のことで、例えば「留学してその言語のみを使用する環境に身を置くこと」です。
Speed of Acquisition.
At first glance it may seem like children would be the clear winners of this round. We often think of children like linguistic sponges, absorbing everything they hear. However, research has shown that adults and older children learn more quickly during the beginning stages of acquisition, even if younger children often achieve higher proficiency in the long run. Considering that young children often learn via immersion, where they have much more input than adults who learn in classrooms, adults definitely are faster. Looks like adults come out ahead in this speed round!
習得の速さ。
一見すると、このラウンドでは明らかに子どもが勝者であるかのように見えるかもしれません。子どもは言語的なスポンジのようなもので、聞いたことをすべて吸収すると思われがちです。しかし、研究の結果、長期的に見れば年少の子どもの方が高い習熟度を達成することが多いとしても、習得の初期段階では大人や年齢が上の子どもの方がより早く習得することが分かっています。 幼児は教室で学ぶ大人よりはるかに多くのインプットがあるイマージョン学習を通して学ぶ場合が多いことを考えると、大人の方が速いのは間違いありません。 このスピードラウンドは大人の勝ちのようですね。
Phonology (Sound).
When it comes to learning the sounds of a second language, children have biology in their corner. Research has consistently shown that there is a specific window of opportunity during childhood for developing native-like pronunciation. While it is not impossible for an adult learner to sound like a native speaker, it is much more likely if you start learning the second language before you hit puberty, or even better before age six. Round 2 to the kids!
音韻論(サウンド)。
第二言語の音を学習する場合、子供には生物学的な側面があります。 大人の学習者がネイティブスピーカーのように発音することは不可能ではありませんが、思春期を迎える前、あるいは6歳までに第二言語の学習を開始すれば、その可能性ははるかに高くなります。第2ラウンドは子供たちに!
〜まとめ〜
いかがでしたか?
2ラウンド勝負は引き分けになりました!
短期的に成果を出せる大人の学習者と、長期でネイティブ並みの発音を身につけやすい子どもの学習者、勝負の続きは次号に続きます!
地方の公立小~高校で普通に学び、必死の受験勉強の結果、英語が苦手な大学生になる。自分のように英語が苦手な生徒を助けたいという一心で、英語講師を目指す。1年間、英語の臨時講師をしながら資金を貯め、渡米。米国大学院にてTESL(英語教授法)を取得。2年間の留学を経て、地元で英語講師として18年間、中高大学生を中心に英語を指導中。英検1級、TOEIC最高点980 海外留学サポート、英語ディベート、英検・TOEICなどの資格取得のための指導も行っている。
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