みなさん、こんにちは。
〜はじめに〜
シリーズでお届けしています「英字新聞を読もう」ブログ、読んでいただいてますか?英字新聞に慣れ親しんできていますでしょうか?
英語学習中級者にとって英字新聞で生の英語に触れていくことは、語彙力の強化や試験対策にもなり、おすすめの学習法です。
是非この記事を読んで、まずは英字新聞を読んでいくコツをつかんでいってください。
※シリーズ前回の記事「【英語学習のコツ!中級者向け】英字新聞を読もう!⑱」を見逃した方はこちらからどうぞ!
それでは、英語記事を読もう!
今回は、Japan timesより、日本の川に関するニュースです。
(引用元) https://www.japantimes.co.jp/life/2022/11/21/environment/japan-waterways-pollution/ JAPAN TIMES NOV 21, 2022
英語学習素材として重要(自分の英語に取り込みたい表現)な箇所を太字にしています。
タイトル:Polluted waterways: Examining the health of Japan’s rivers
汚染された水路: 日本の河川の健康状態を調べる
It’s a sunny Sunday afternoon along the Tama River in Tokyo’s Ota Ward, and the riverbank is crowded with people enjoying the weather. Parents and children cycle side by side, rowdy baseball teams are finishing off matches and fishermen wade out to the shallows hoping for a decent catch.
晴れた日曜日の午後、東京・大田区の多摩川河川敷は行楽客で賑わっている。親子連れが自転車で走り、賑やかな野球チームが試合を終え、釣り人が浅瀬に足を踏み入れて釣果(ちょうか)を求めている。
The river forms the capital’s boundary with Kanagawa Prefecture and shapes the landscape for nearly 140 kilometers from its source at Mount Kasatori in Koshu, Yamanashi Prefecture. From here, the river runs through the mountains of western Tokyo, forming Lake Okutama at Ogochi Dam, traveling east through Chichibu-Tama-Kai National Park before making its way southeast between Tama Hills and Musashino Terrace.
山梨県甲州市の笠取山を源流とし、神奈川県との県境をなすこの川は、約140キロメートルに渡って地形を形的に形成している。東京西部の山間部を流れ、小河内ダムで奥多摩湖を形成し、秩父多摩甲斐国立公園を東に進み、多摩丘陵と武蔵野段丘の間を南東に流れている。
In Ota Ward, where shinkansen and commuter trains constantly rattle across bridges overhead, sitting on the water’s edge reveals something else about this winding waterway: a layer of litter hiding in plain sight. Food packets, coffee cups and plastic bottles bob on the surface of the water, occasionally clinging to the branches of overhanging trees.
The river continues, finally reaching the sea at Tokyo Bay — taking with it the waste and pollution accumulated along its journey.
新幹線や通勤電車がひっきりなしに橋を渡っている大田区では、水辺に座っているとこの曲がりくねった水路のもうひとつの特徴が見えてくる。食品パック、コーヒーカップ、ペットボトルなどが水面に浮かび、時折、張り出した木々の枝に引っかかっている。
川はさらに進み、最終的に東京湾の海に到達する。その過程で蓄積された廃棄物や汚染物質も一緒に流れていく。
The scourge of microplastics
Microplastics have made their way into almost all of Japan’s rivers, from urban waterways to rural rivers. Yasuo Nihei, a professor at Tokyo University of Science, is an expert on these small plastic particles. “Microplastics have been found not only in rivers flowing through urban areas, which are greatly affected by human activities, but also in remote mountain rivers,” Nihei says.
マイクロプラスチックの惨劇
都市部の水路から地方の河川まで、日本のほぼすべての河川にマイクロプラスチックが入り込んでいる。
東京理科大学教授の二瓶康雄は、この小さなプラスチック粒子の専門家です。
「マイクロプラスチックは、人間活動の影響を大きく受ける都市部を流れる川だけでなく、人里離れた山間部の川でも発見されています」と二瓶氏は言う。
Tackling the issue
Confronting pollution in Japan’s waters has been a complex issue since the nation woke up to the problem in the 1960s. A variety of factors are at play that both cause pollution and slow down the implementation of solutions.
According to Nihei, one of the key factors in the high levels of plastic pollution in Japan’s rivers is the focus on marine waste, with attention drawn away from sources of pollution inland.
There has also been resistance to working toward a solution from the Japanese business community.
課題への取り組み
日本の水質汚染は、1960年代に日本がその公害問題に目覚めて以来、複雑な問題を抱えています。様々な要因が絡み合い、汚染の原因となるばかりか、解決策の実行を遅らせる要因にもなっているのです。
二瓶によると、日本の河川でプラスチック汚染が深刻化している主な要因の一つは、海洋廃棄物に焦点が当てられ、内陸部の汚染源に注意が向けられていないことです。
また、日本の経済界が解決策を講じることに抵抗があるのも事実です。
Cleaning up our act
The good news is things are changing. While it all might seem a bit doom and gloom, the fact that more groups are looking into river pollution highlights that the issue is being taken more seriously.
私たちの行動を一掃する
良い知らせは、状況が変わりつつあるということです。少し悲観的に見えるかもしれませんが、より多くの団体が河川汚染について調べているという事実は、この問題がより真剣に受け止められていることを浮き彫りにしています。
〜まとめ〜
いかがでしたでしょうか。
日本の里山は美しいと称されることも多いですが、実は河川の汚染は着実に進んでいるようですね。
人間生活と自然環境の共存が本当の意味で実現されれば(truly realized)、経済界からの抵抗(resistance)も終わるのでしょうか。
少しずつ始まった動きがうねりとなり、将来も美しい里山・河川が残っている日本だと良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
地方の公立小~高校で普通に学び、必死の受験勉強の結果、英語が苦手な大学生になる。自分のように英語が苦手な生徒を助けたいという一心で、英語講師を目指す。1年間、英語の臨時講師をしながら資金を貯め、渡米。米国大学院にてTESL(英語教授法)を取得。2年間の留学を経て、地元で英語講師として18年間、中高大学生を中心に英語を指導中。英検1級、TOEIC最高点980 海外留学サポート、英語ディベート、英検・TOEICなどの資格取得のための指導も行っている。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする