みなさん、こんにちは。
~はじめに~
英検1級の問題は手強いと言われていますね。
確かにそうだと思います、合格を目指すには、地道ではありますがまず英語学習をコツコツ積み上げていきましょう。
そんなコツコツ実力を積み上げていきたい!と思われている方へ、試験対策のボキャブラリービルディングにぴったりの記事をシリーズでお届けしています。
※前回の記事「【英検試験対策に役立つ!】英検1級の語彙問題でボキャブラリービルディング⑥」を見逃した方はこちらからどうぞ!
それでは、今回も最新の英検1級の語彙問題にタックルしていきましょう。
~ボキャビル1問目~
英検1級(2022第1回より)第1問より
まずは以下の英文の( )に入る単語はどういったものを推測しましょう。
(リーディング→( )を推測)
(3)A: Why does Ben always wear dark glasses? Is there something wrong with his eyes?
B: No. He just wears them out of ( ). He thinks they make him look cool.
短い会話文です。日本語にすると、推測しやすくなります。
おおよその日本語にすると
A:どうしてBenは濃いサングラスをしているの? 目の具合が悪いのかしら。
B:いいえ。彼はただ( )でかけているんだよ。それがかっこいいと思っているからね。
そうすると、( )には「見栄」「見せかけ」「格好の良さ」のような意味が入りそうですよね。
会話文も英検1級では登場します。
いずれもネイティブが使う表現が出題されますので、学んだ語彙はスピーキングにとても有効です。
また、前回号の繰り返しですが、推測をきちんとする習慣をつけておくと、難しい単語に
出会ってもおおよそ推測できるようになります。
では、選択肢を見てみましょう。
(選択肢から単語を選ぶ)
1.rebuke 2.vanity 3.thrift 4.piety
~ボキャビル1問目・答え合わせ~
(選択肢の解説)※発音はブログではお伝えできないので、辞書で確認ください。
- rebuke (叱る): The teacher rebuked the pupil for cheating.
- vanity (虚栄心): His words tickled her vanity.
- thrift (節約): We had to practice thrift in my childhood.
- piety (信心) : She was respected for her literary gifts, piety, and intelligence.
※ジーニアス大辞典より引用。
正解は、2. vanity になります。
out of vanity 見栄を張って とフレーズで覚えてもよいですね。
選択肢の語彙を、自分なりの例文にするのも効果的です。
このなかで分からない単語があった方は、自分の単語リストに加えましょう。
~ボキャビルのコツ・例文リストを作ろう!~
また、前回号でお話ししたように、例文リストの作成も同時並行で行っていきましょう。
out of vanity を使って、つい見栄を張ってしまった経験を英文にしましょう。
私の場合は、「つい見栄を張って高い腕時計を買ってしまった」
I bought an expensive watch just out of vanity.
パラフレーズ検索をするとこんな英文も出てきました。
Just for vanity’s sake, I spent a lot of money on a watch.
例文は一文で終わらせず、paraphrase / sentence などで検索してみてください。
パラフレーズは一気に語彙増強を加速させますので、ぜひ活用していきましょう。
また、ある程度リストが溜まってきたら、ボイスメモなどに録音して、耳でも学習できるようにしましょう。
~ボキャビル2問目~
2問目です。
(4)At the ( ) of her career, the novelist was writing two bestsellers a year.
She never imagined she would have so much success.
まずは意味取り、推測です。
おおよその日本語訳は「彼女のキャリアの( )において、その小説家は一年に2本のベストセラーを書いていた。彼女はそこまで上手くいくとは想像もしていなかった。」です。
( )にはキャリアの「絶頂」「ピーク」などの語彙が入りそうですね。
(選択肢)
1.dissent 2. payoff 3. zenith 4. proviso
~ボキャビル2問目・答え合わせ~
(選択肢の解説)※発音はブログではお伝えできないので、辞書で確認ください。
- dissent (意見の違い) : We dissented from the policy of the government. (動詞もあり)
- payoff (支払い・仕返し) : The politician was accused of having taken payoffs for the election.
- zenith (絶頂) : His career reached its zenith.
- proviso (条件) : I agreed to buy the car with the proviso that the dealer provided the loan.
正解は、3. zenith になります。
この問題も、At the zenith of one’s career, で覚えると使い勝手がよさそうです。
ぜひご自身のキャリアの絶頂(過去、今、未来のいずれでも良いと思います)を思い浮かべて、例文をつくってみてください。
At the zenith of my romance, I went around with six ladies. ※事実無根の妄想です
例文は、事実と反していてもOKです。
その状況を想像して映像化し、頭の中で例文と映像が結び付くと記憶として定着します。
ぜひ楽しんで例文作成していきましょう。
~まとめ~
いかがだったでしょうか。
たった2問でしたが、コツコツと続けていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
地方の公立小~高校で普通に学び、必死の受験勉強の結果、英語が苦手な大学生になる。自分のように英語が苦手な生徒を助けたいという一心で、英語講師を目指す。1年間、英語の臨時講師をしながら資金を貯め、渡米。米国大学院にてTESL(英語教授法)を取得。2年間の留学を経て、地元で英語講師として18年間、中高大学生を中心に英語を指導中。英検1級、TOEIC最高点980 海外留学サポート、英語ディベート、英検・TOEICなどの資格取得のための指導も行っている。
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