はじめに
英語学習者の皆様、こんにちは。
今回は、「英語学習は独学で大丈夫か」をお話していきます。
多くの英語学習者にとって、学校卒業後は、スクールに通うか独学かの選択になると思います。英語のスクールも多岐にわたりますが、高額なものがほとんどです。節約しながら英語をマスターするとすれば、独学しかありません。
結論から言うと、独学でネイティブ並に到達した人は沢山いらっしゃいます。独学でも英語は習得できる、と言うことになります。そういう人たちはどういう学習方法を選んできたのでしょうか。
今回は独学のポイントを具体的にお話ししたいと思います。
独学で学ぶポイント① テキストレベルの見極め
テキストレベルというのは、教材の英語のレベルのことを指します。
テキストレベルが高すぎると、継続しません。
達成感を感じながらコツコツと継続するには、少し優しいと思うレベルで十分です。
そして次に話しますが、必ずCDや音声ダウンロードできる素材を選びましょう。
反対に、音声のみの生素材(字幕なしCNNのライブ配信ニュースなど)も実はハードルが高いです。
復習しにくいからです。
リスニングに効果的という人も居ますが、実は映像が理解を助けてはくれていて、純粋な言語学習にならず効果が低いことがありますので注意して下さい。
独学で学ぶポイント② 素材をフル活用する3ステージ
学習ステージ1.Input
自分のレベルにあった音声付きのテキストを素材として選んだら、きちんと内容を理解します。
内容を理解することをInputと言います。
Inputの方法はリスニングとリーディングです。
おすすめは、
- リスニングを3回以上~、聞きながらメモを取る
- テキストを見ながらリスニング(目を早く動かす)
- 分からなかったところをきちんと精読(リーディング)単語や文法もチェック
(③では、時間の節約を考え辞書は引かず、解説書や和訳を見ながら進めても良いです。)
Inputで十分に素材の良い表現が分かるようになったら、次はintakeです。
学習ステージ2.Intake
Intake とは、入った情報を「自分の中にしみこませる学習段階」ととらえてください。
Intakeの代表的な活動は、「音読」です。
CDやダウンロード音声で聴いたネイティブの読みを、完全コピーします。
イントネーション、意味の切れ目、個々の発音を意識しながら、繰り返し音読します。
声が出せない状況では、マスクの下で口を動かすだけでも効果あります。
学習ステージ3.Output
仕上げはOutputです。
Outputは、学んだ情報を自分の言葉として再生産(reproduce)したり、それを踏まえた自分の考えを述べることです。
Outputのやり方をいくつか紹介します。
- テキストを見ずに、学んだ内容を英語でスピーチし、録音する。
- テキストを見ずに、学んだ内容を英語で要約し、タイプする。
- ストーリーに沿った簡単な絵や図を描き、それを元にストーリーテリングする
- 自分でないように関する質問を作成し、1週間後にその質問に答える。
などです。
Outputは工夫次第で様々な方法があります。
いろいろと試して、自分に合った方法を見つけて下さい。
Outputのポイントは、タイムラグをあえて設けることです。
一週間後などにその内容をOutputすることで、定着度がグッとアップします。
「すっかり忘れてしまった・・」という場合は、もう一度聴いたり読んだりしてOKです。そうすることでリスニングとリーディングも再定着します。
独学で学ぶポイント③ コンテンツ選び
最後のポイントは、「コンテンツが面白いと思えるかどうか」です。
本なら、最初の1~2ページを読んで、良いなと思えるものを購入して下さい。
字幕付き映画を選ぶとしても、ストーリーが魅力的なものを選びましょう。
大切なことは、同じ素材を何度も繰り返して学ぶことですから、読みたい、聴きたい、自分でも話してみたい、書いてみたい、と思うことが大切です。
そういったコンテンツを選ぶようにしましょう。
まとめ
独学の3つのポイントをお話ししました。
英語は独学でマスターすることは十分可能です。
独学で英語上級者、ネイティブ並に到達した人は、知ってか知らずかこのポイントに沿っていたと考えられます。
この記事が独学で英語習得を目指す人のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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地方の公立小~高校で普通に学び、必死の受験勉強の結果、英語が苦手な大学生になる。自分のように英語が苦手な生徒を助けたいという一心で、英語講師を目指す。1年間、英語の臨時講師をしながら資金を貯め、渡米。米国大学院にてTESL(英語教授法)を取得。2年間の留学を経て、地元で英語講師として18年間、中高大学生を中心に英語を指導中。英検1級、TOEIC最高点980 海外留学サポート、英語ディベート、英検・TOEICなどの資格取得のための指導も行っている。
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