【英語学習のコツ】早期バイリンガル教育の効用3選

早期バイリンガル教育の効用3選

はじめに

英語学習者の皆様、こんにちは。

英語学習、楽しんでいますか。

読者の方の中には、お子様の英語教育に興味をお持ちの人も多いことでしょう。「自分と同じ苦労はさせたくない」とか、「グローバルに活躍してほしい」など、お子様にかける期待も大きいことでしょう。
私は、TESOL(英語教授法)の資格取得時代に、人間の言語習得の理論を学びました。
そして現在、4歳と7歳の息子がいますが、父親として家庭英語教育をおこなっています。

今回の記事では、理論と私の実践を通して気づいた「早期バイリンガル教育の効用」をお伝えします。

 

 

「早期バイリンガル教育の効用」メリット1

早期バイリンガル教育は、「学校教育より早い段階で二つの言語を学ぶこと」を指します。
日本では小学校3年生から英語教育が始まります。
つまり、9歳以下で英語学習をスタートすることになります。

その最大のメリットと言われているのが、「ネイティブ並の発音」です。

人間は幼少期に、care givers(世話人)の口の動き、音、生活上のコンテクスト(文脈)などを通して、「音」から言語を学びます。

特に幼少期の0〜3歳は脳内のミラーニューロン(鏡のように相手の動作をコピーする神経回路)の発達が著しいですから、この時期に英語のネイティブ発音を聞き、同時に口の動きをコピーできた子供さんは、一生モノのネイティブ発音を身につけることができます。

※実はコロナ禍でマスクで話しかけられている子供は、言語発達に遅れが出ると危惧されています。その理由は、大人の口の動きをコピーできないから(ミラーニューロンを活かせないから)です。

 

 

「早期バイリンガル教育の効用」メリット2

早期バイリンガル教育の利点のもう一つは、「抜群のリスニング力」です。

学校英語は、子供が学びやすいように、ゆっくりしたスピードの簡単な英語が扱われることが多いです。

しかし、早期バイリンガル教育を受けた子は、幼少期からネイティブのスピードの早い英語のシャワーを浴びていたり、英語の歌やリトミックを活用してリズミカルに英語の音を聞いているので、スピードの速い、しかも音の崩れた英語でも聞き取ることができるのです。

また、メリット1でも述べたように、幼少期には周囲の映像をまるでカメラで録画するかのようにたった一回で覚えてしまう能力(ミラーニューロン)があります。

そのミラーニューロンを活用して脳内に蓄積された映像、ネイティブ発音の口の動き、音の崩れ、全てが一度でインプットされ、発達段階の脳内神経回路に一生残るのです。

 

 

「早期バイリンガル教育の効用」メリット3

メリット3は、「脳内神経回路の顕著な発達」です。

わかりやすく言うと、早期バイリンガル教育は「頭を良くする」と言うことです。

学校教育で英語の学習をスタートした大人(私もですが)は、文法学習や英文構造分析を通して複雑な英文を解析して学習してきました。

右左脳のうち、分析や分類を得意とする左脳を主に使用して英語を修得してきていたのです。

しかし、人間は幼少期には、体を使いながら言葉を学び、音楽に合わせて歌ったり、相手の表情から感情を読み取ったりしながら言語を修得します。

この時に使われているのは、右脳です。

右脳は「本能の脳」とも言われ、危険回避や瞬発的な反応をするときに活躍します。

右脳で英語を学習してきた子供たちは、分析せずとも英語を英語で理解でき、自然とネイティブ並の発音ができてしまうのです。

また、右脳刺激は左脳にも良い影響を及ぼす一方、左脳刺激は右脳にはあまり影響しないようです。

私の私見ですが、大人でも英語を歌や映画で修得したという人にお会いしますが、そういう人は右脳型学習タイプだと思っています。

そして、ネイティブ並の発音をされる人が多い印象です。

 

 

まとめ

早期バイリンガル教育の効用3選をお話ししました。

(早期バイリンガル教育の具体的な方法は、別の記事で書きたいと思います。)

早期バイリンガル教育の話をすると、「じゃあ大人の私たちはネイティブ並にはなれないのか」というご意見をいただきます。

答えは “Yes. Of course you can!” です。

その証拠に大人になって英語学習をスタートした人で、ネイティブ並の方は沢山いらっしゃいます。

この記事でお伝えしたいのは、「日本人はもっと英語学習を早くスタートし、楽しんで継続してほしい」ということです。

ミラーニューロンは大人になってからももちろん活発に働いていますし、音楽や映画を取り入れた右脳型学習を普段の学習に取り入れてみると、大人も英語学習を豊かにできると考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

地方の公立小~高校で普通に学び、必死の受験勉強の結果、英語が苦手な大学生になる。自分のように英語が苦手な生徒を助けたいという一心で、英語講師を目指す。1年間、英語の臨時講師をしながら資金を貯め、渡米。米国大学院にてTESL(英語教授法)を取得。2年間の留学を経て、地元で英語講師として18年間、中高大学生を中心に英語を指導中。英検1級、TOEIC最高点980 海外留学サポート、英語ディベート、英検・TOEICなどの資格取得のための指導も行っている。