こんにちは。講師のAtsukoです。
be supposed toというフレーズは、日常的会話に頻繁に登場します。きっと、皆さんも、ドラマや映画で耳にしたこともあるはず。比較的、馴染みの多いこのフレーズ。使いこなせると、あなたの英語が一気にグレードアップします!
be supposed toは”expectation”
「~することになっている」 「~するはずである」と訳されることが多い be supposed to。多分、多くの皆さんは、規則、予定、義務、本質などを表すと覚えていると思います。もちろん、正しい理解です。でも、私は、その全ては、expectationから来ていると思うのです。
例えば、中学生のJohnの部屋はいつもmessy。見かねた母親は、明日の日曜日には、お部屋を片付けなさい、とJohnに言いました。次の日の朝、お母さんは友人に電話で、
“I expect him to clean his room today.”
と一言。このお母さんのexpectationを、be supposed toを使って言い換えると、
“John is supposed to clean his room today.”
となります。この表現は、Johnの予定(または約束からの義務)を表すと言って良いかと思いますが、前の日の約束から、Johnが掃除をするはず、というお母さんのexpectationから来ているのです。
ソフトに注意する際にもbe supposed to
何かの規則や法律などによって、ある行動が取られるべき(または取られないべき)という際にも、be supposed toは登場します。
例えば、お寺の拝観をする際に、靴を脱ぐことを求められることが多いですね。もしも、日本語を読めない外国人観光客が、靴を履いたままお堂に上がろうとしたら、あなたは、
“You are supposed to take off your shoes.”
と言うことが出来ます。be supposed toを使うことで、あなたの個人的な意見ではなく、お寺のルールで靴を脱ぐことになっている、というニュアンスを入れることが出来ます。そのため、”You have to remove your shoes.” や ”You can’t wear your shoes in here.” などと言うよりも、ぐっとソフトな注意の仕方となります。
この使い方は、否定形で使われることも多いです。
“You are not supposed to wear your shoes in here.”
この一言は、”ここでは靴を履けないことになっている“というニュアンスを作ります。
誰かに少し言いにくいことを言う際には、have to, should, can’tなどを使わずに、be supposed toを使ってみましょう!
期待はずれな結果には、was/were supposed to
今日は一日快晴との天気予報のある日、デートに出かけたあなたは、デート相手に、
“It is supposed to sunny all day today.”
と言いながら、ルンルン気分。でも、午後になると、怪しい雲行きになり、ついに雨がパラパラ。ここでも、be supposed toが登場します。
“It was supposed to sunny today.” または、”It was not supposed to rain today.”
これは、”雨は降らないはずだった”という意味ですね。今朝の天気予報から予期していた天気とは違う結果になったという残念な気持ちを表す表現です。
was/were supposed toは、何かの約束や義務でやるべきだったことを遂行しなかった際にも使われます。
例えば、セールスレポートの締め切りが昨日だったのに、終わらなかったあなた。
“I was supposed to finish this sales report yesterday, but I couldn’t.”
昨日終わらせるはずだったのに出来なかった、ということですが、この使い方では、was/were supposed to…., but…と、butとセットになって使われることも多いですね。
“Jason was supposed to walk the dog, but he totally blew it off!” (ジェイソンが犬の散歩をするはずだったのに、彼は完全にサボったんだ!”
be supposed toは皮肉にも使える
be supposed toは、本来~である、という何かの本質を表す際にも使えますが、それが期待外れだった際に、ちょっと皮肉っぽく、使うことも可能です。
とても高級で、有名なホテルに泊まったあなた。お部屋はまあまあで、サービスも大したことがなくてガッカリ。期待はずれな結果に、思わず、
“This is supposed to be a five star hotel.” (5つ星ホテルのはずなのに。)
さあ、色々な場面に使えるbe supposed to。ぜひ、使ってみて下さいね。
海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。
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be supposed to
昔から良く聞くフレーズですが、自分で使えませんでした。
こういう時に使うという例を具体的に示していただいて、自分でも使える様になったら良いなと思いました。
ありがとうございました
be supposed to 見たことはあるが、使えていないwordsの一つでした。なんとなくイメージがつかめました。使ってみたいと思います。どうもありがとうございました
“be supposed to”と”supposed to”の使い分けを知りたいです。そもそも”be”なしでは使わないのでしょうか?
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