こんにちは。インストラクターのAtsukoです。
添削をしていると、生徒さんの中には、「今回は辞書を何度も使ってしまいました」というようなコメントを下さる方がいます。えっ?辞書を使うと何かに負けたことになるの?私はとても不思議に思います。
はっきり言います!
辞書を使わずに英語をマスターすることは出来ません!
“Dictionaries are your best friend.”
この一言は、私がアメリカのESLに通っていた時に、一番最初に先生に言われたことです。その先生に勧めてもらったLongmanの英英辞典は、それから本当に私の親友になり、長い間苦楽を共にしたものです。
英英辞典 or 英和辞典?
私のお勧めは、やはり英英辞典です。分からない単語を英語で調べることで、その単語の意味を英語で理解することが出来ます。例えば、”Thank you.” と誰かに言われた時、頭の中で「ありがとう」と日本語訳しなくても何を言われたかは分かりますよね。この「日本語に置き換える」というステップを少なくしていくことで、英語が段々は身体に染みついてきます。英語で英語を考える「英語脳」を作るためには、英英辞典の使用はmustです。
「え~、そんなの無理~!!」と思ったそこのあなた!
実際に英英辞典を使ったことはありますか?そりゃあ、私もこれからイタリア語を学ぼうと思ったら、いきなり伊伊辞典には手を出しませんよ。だって、かろうじて料理名を読めるくらいのイタリア語の知識しかない私なんですから、伊伊辞典を使うのは効率的ではないでしょう。でも、皆さんは、中・高にプラスして、大学やFEでの学習なども含めれば、10年プラスの英語学習の基礎がある方が殆どなのですよ。私のイタリア語学習とはスタートラインが全く違うのです。
英英辞典は、英単語の意味を教えるための本ですから、優しい英語で書かれています。だから、怖がらずに使ってみて下さいね。私の留学時代と違って、今はオンライン辞書が手軽に使える時代です。わざわざ紙の辞書を買わずにも、無料で英英辞典が使えるのですから、使わない手はありません。
英英辞典を使ってみよう!
では “encourage” という単語を調べてみましょう。
Cambridge Dictionaryで調べると、
to make someone more likely to do something, or to make something more likely to happen
とあります。
知らない単語はありませんよね?
構文的にも “to make someone” というのは使役動詞の用法だし、”more likely to” は「~する可能性が高い」という意味だし、馴染みがあるフレーズばかり。英英辞典って、そんなにハードルが高くないでしょう?
さて、まだまだお話したいので、このトピックは来月に続きます。
See you next month!
海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。
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