“Green light” は「青信号」。なんで?

こんにちは。FEのインストラクターのAtsukoです。

 

色の呼び名もいろいろ。。。って、下手なだ洒落を言いたいわけではないのです。でも、色の呼び名の使い方って、結構confusingだと思ったことはありませんか?

 

「青信号」? Why??

典型的なのは、「青信号」。実際の信号機の色は「緑」なのに、なぜ「青信号」?チコちゃん風に、「なんで?」って聞きたくなりませんか?

 

日本語で「青信号」でも、英語では、”blue light” ではなく、見たままの色を使って “green light” と呼ばれます。うんうん、こちらの方がしっくり来る。

 

どうも、日本では、昔から「青」というカテゴリーに含まれる色の種類が多かったようですね。例えば、「青もの野菜」は、ほうれん草、小松菜などの「緑の野菜」のことを指します。だって、青い (blue)野菜って、存在しないし、appetizingでもありません。

 

“green light” と言えば。。。

英語では、信号機の色には “green light”が使われますが、この “green light” という単語は、信号機以外の使い方をされることが多いのです。

 

We received the green light for the project.

 

と言えば、「プロジェクトの承認をもらった」という意味になります。信号機の “green light” が意味するものは「進め」ですね。そのため、何かを進める「許可」や「承認」という意味で使われます。“give/receive/get the green light” という形で使われることが一般的です。

 

“He approved our proposal.” として、プロポーザルの承認をもらった、という意味にしても良いですが、 “He gave us the green light.” とすると、こなれ感がある表現になりますね。

 

Yellow? Orange?

色の呼び名の不思議と言えば、動物の毛色の呼び方も不思議。

 

私はアメリカ在住の頃、3匹のLabrador Retrieverを飼ったことがあります。全て保護犬で、純血種ではなかったのですが、最後に飼ったラブラドールのJakeは、たぶんマスチフ犬か何かの大型犬とのmixで、ラブラドールにしてはかなり大きく、体重は50キロもありました。見た目はラブラドールそのもので、甘えん坊だったのですけどね。長年住み慣れたアメリカを離れた際には、Jakeも一緒に日本に帰って来たのですが、小型犬が主流の日本では、Jakeと散歩をしていると、通りがかる人に二度見、三度見されるのは当たり前。時には、Jakeのあまりの大きさに、写真を撮られたりもしました。

 

ラブラドールの毛色は、”Black” “Chocolate” “Yellow” の3色とされています。そうなんです。薄いベージュ色の、最もよく見かけるタイプの子たちは、”Yellow Labrador” または略して “Yellow Lab” と呼ばれます。でも、あれって、yellow??

 

動物繋がりで話せば、我が家で現在飼っている猫のハヤト。日本語では、「茶トラ」ですが、英語では “Orange Tabby” と呼ばれることが一般的です。”Brown Tabby” と呼ばれる猫もいますが、日本人なら「グレー」と呼びたくなる色の縞々の子たちを指します。

 

つまり、この子(Jake)が “Yellow” で、

 

この子(ハヤト)が “Orange”。

 

何だか不思議です。

 

色の呼び名でも、日本語と英語の違いがあるなんて面白いですよね。だから、英語学習はやめられない!!

 

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海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。