【3分で解る!英作文のコツ】動詞 “apply” から考える “for” と “to” の使い分け

【3分で英語学習のコツ】動詞 "apply" から考える "for" と "to" の使い分け

こんにちは。Fruitful EnglishのインストラクターのAtsukoです。

 

今日は、“apply” という動詞の使い方を通じて、前置詞の “for” “to” の使い分けについて考えてみたいと思います。前置詞は全般的に苦手!と手を挙げる方も多いと思いますが、使用頻度が高いこの二つの前置詞の使い分けは、なかなか手ごわいですよね。

 

“apply for” vs. “apply to”

“apply” は、比較的馴染みがある動詞ではないでしょうか?意味としては、「~に応募する、申請する」ということですね。では、まずは、この二つのイディオムの使い方の違いから。

 

“apply for” の後には、applyする対象そのものを使う。

“apply to” の後には、apply先を使う。

 

これが基本的な使い分けです。幾つか例文を見てみましょう。

I applied for an accounting assistant position. (会計アシスタントの職に応募した。)

I applied for a mortgage loan. (住宅ローンを申請した。)

I applied to a college. (大学に出願した。)

I applied to an engineering company. (エンジニアリング会社に応募した。)

 

これらの例から、”for” と “to” の違いが見えてきましたか?

 

“for” は「目的・用途」

“for” のイメージは、「対象を求める」感じ。

そのため、目的、目標、用途に使うと自然になります。仕事、ローン、クレジットカード、パスポート、などなど、何かを得ようとしている対象物を使う場合には、”apply for” を使うことになります。

 

“to” は「到着点・目的地」

“to” のイメージは、「対象へ向かう」感じ。

そのため、目的そのものではなく、目的地を表す際には、”to” を使います。そのため、学校、企業、組織、などに使われます。

 

I applied to ABC Bank for a car loan. (ABC銀行に車のローンを申請した。)

I applied to XYZ Company for a job. (XYZ会社の仕事に応募した。)

 

のように、”for” と “to” を同時に使うと、より分かりやすいですよね?

 

いかがですか?

“apply” という動詞の使い方から、前置詞 “for” “to” の違いが見えてきた気がしませんか?この二つの前置詞のどちらも使える動詞は多いですから、同じような感覚で、どちらの前置詞がより自然かを考えみて下さいね。

 

Happy learning!

 

 

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海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。