こんにちは。FEのインストラクターのAtsukoです。
今月は、皆さんに馴染みの深い動詞の一つである “mean” のとっても自然な使い方についてお話してみたいと思います。実は、日常会話では、“mean” の登場頻度はとても高いのです。
“mean” の意味
“mean” の意味を「~を意味する」だと覚えている方も多いですよね?
もちろん、正解です。でも、“mean” は、様々な意味を持ち、品詞も、他動詞、自動詞、形容詞、名詞の4種類として使え、非常に多様な使われ方が可能な単語なのです。
今回は、“mean” の動詞の使い方に注目して、「~するつもりである」という意味の使い方をご紹介したいと思います。
この使い方の場合、「~のつもりじゃなかった」「~を意図していたわけではなかった」という言い回しとして、自分が言ってしまったことや行ったことに対しての誤解を解くために使うことが圧倒的に多いです。そのため、Sorryのような謝罪の一言とセットになっていることも特徴ですね。
① 自分の言動を言い訳する “mean” を使ってみよう
例えば、あなたの友人が失恋して落ち込んでいるとします。友人を励まそうとして、友人の元カレの悪口を必要以上に言ってしまい、逆に友人を落ち込ませてしまったあなた。この時に使えるのが、
“I’m sorry. I didn’t mean to hurt you.” (ごめん。あなたを傷つけるつもりはなかったの。)
自分が意図せずに起こった結果に対する言い訳というか、訂正ですね。“didn’t mean to” という形で使われ、”didn’t intend to” で置き換えられることが特徴です。
I didn’t mean to hurt your feelings.
I didn’t mean to offend you.
I didn’t mean to sound rude.
I didn’t mean to upset you.
など、バージョンは無限にありますが、自分が言ったことが誤解されて伝わった時に、自分の本来の意図はそうではなかった、ということを伝える際の一言に使います。
② 自分の行動を言い訳する “mean” を使ってみよう
“mean” は、自分の言動に対してだけでなく、自分の行動の言い訳や訂正にも使えます。これは、”mean” を、「言葉が何かを意味する」という感覚で覚えていると、新鮮な使い方かも知れませんね。
例えば、よそ見をして誰かに強くぶつかって、その相手が転んてしまった時に、手を差し出しながら、
“I’m very sorry. I didn’t mean to do that.” (本当にすみません。そんなつもりじゃなかったんです。)
という一言が使えます。自分の行動が思いがけない結果を引き起こしたときに、少し驚きながら使うことが多いですね。
おまけ:”the maker of one mean Margarita”
これは、私が好きなアメリカのドラマの “The Closer” のワンシーンで使われたセリフです。
この “mean” は、スラング的に使われる形容詞で、「素晴らしい」を意味するため、「すごくおいしいマルガリータを作る人」という意味になりますね。 「意地悪な」というnegativeな形容詞の “mean” をpositiveな意味として使ってるわけです。
「やばいマルガリータ」っていうとピッタリする感じですね。
“mean” は、身近な単語ですが、非常に多様な意味を持ち、奥が深い単語です。ぜひ、”mean” を使いこなして、あなたの英語をランクアップして下さいね!
海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。
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