こんにちは。FE講師のAtsukoです。
先月のブログではビジネスシーンで使える表現をご紹介しましたが、今月は、日常生活でも活躍する、自分の意見を求められた時の答え方についてお話したいと思います。
”I don’t know” は失礼かも?
”What do you think?” と何かについての意見を求められたとき、特に思いつくことがない場合もありますよね。そんな時、”I don’t know.” だけで逃げていませんか?この答え方、案外失礼に聞こえる場合もありますので、要注意。もちろん、言い方にもよりますが、”興味無し” という感じに取られる危険もあります。
それを回避する最も簡単な方法は、”I’m sorry” や “I’m afraid” を “I don’t know” の前に足すこと。こうしたフレーズをクッションのように使うことで、よりソフトな言い回しになります。
私自身は、”I don’t know.” ではなく、”I’m not (really) sure.” を使うことが多いように思います。”I have no idea.” も使いますね。”I don’t know.” よりも若干ソフトな気がします。友人同士なら、砕けた言い方で、”Beats me.” と言っても良いでしょう。
選択肢が二つある場合
友人と旅行を計画中のあなた。ようやく、旅行先はハワイかバンコクの二つに絞られました。さあ、どっちにする?あなたはどちらにも行ったことがないので、本当にどちらでも構わない。このように、選択肢が2つあって、相手にどちらにするか決めて欲しい場合には、
”You decide. I don’t mind either way.”
“I don’t care either way.”
と答えることが可能です。
ビジネスシーンなら、もう少し堅い言い方で、
“I don’t have strong feelings either way.”
と言っても良いでしょう。
相手の意見に反対したい場合
相手が言っていることに賛成はしないけれど、あまり直接的にそう言いたくない場合にも、”I don’t know.” と答えて、ごまかすこともありますよね。会議中でも、友人との会話でも、そんな場面は色々とあるはず。そんな時、こんな言い方もトライしてみて下さい。
- I’m not so sure about that. (よく分かりません。)
- That’s not always true/the case. (そうとも限りません。)
- Not necessarily. (そうとも限らない。)
これらは、いずれも、やんわりと反対していることを伝える一言です。
もう少し強く反対の気持ちを表すのなら、
- That’s not how I see it. (私はそうは思いません。)
と言ってもよいですね。もっと強く、
- “I totally disagree.”
のように、disagreeという動詞を使っても良いでしょう。会議中なら、少しフォーマル感がある
- “I beg to differ.”(失礼ですが、同意致しかねます。)
も使えます。”You are wrong.” というよりも、ずっと丁寧な言い方ですね。友人同士なら、
- “No way!”
と言っても良いでしょう。
話し言葉の場合は、表情、声のトーン、ジェスチャーなどにも注意を払うことをお勧めします。negativeな内容を言う際に、眉間にシワを寄せて怖い顔をしていると、自分が意図しているよりも強い嫌悪感を表すことになってしまうかも知れません。
賛成の時は?
では、相手に同意する気持ちを表す場合には、どのような言い方があるでしょう?
- You are right!
- Exactly.
- Absolutely.
- That’s so true.
この辺りの表現は、皆さんも使ったことがあるのでは?
もう少しこなれた表現のお勧めは、
- I agree (with you) 100%. (100%同意します。)
- I couldn’t agree (with you) more. (これ以上同意できない = 大賛成です。)
この二つは、友人との会話でも、ビジネスシーンでも使えます。
では、最後に私のfavorite。
- I was just going to say that. (丁度それを言おうとしていたのよ。)
日本語でも良く耳にする一言ですよね。
“I don’t know.” を卒業してみよう
Don’t get me wrong! “I don’t know.” という答えが、決して間違っているわけではありません。
でも、ワンパターンの答えを卒業することで、きっとあなたの語彙は増えるはず。私がここに書いたのは、ほんの一例ですが、自分が使いがちな、慣れた表現を一度捨てることで、よりメリハリのある会話が可能になることでしょう!Happy Learning!
海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。
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