こんにちは。FEのインストラクターのAtsukoです。
生徒さんからもらう質問の一つに、英語を上手くなるコツは何ですか?
というものがあります。私の答えはいつも同じ。short cutはありません。とにかく続けること。
もう一つ言えるのは、inputをoutputの両方を行うことです。
FEに課題を提出している皆さんは、outputの方はしっかりされている方が多いですね。
では、ここで、Ask yourself.
あなたのinputは十分ですか?
英語のinputのために、洋書を読んでみよう
英語の記事やブログなどをスマホで読んでいる方も多いですよね。とても良いことです。でも、頑張って、英語の本を1冊読んでみませんか?
英語の本なんて、ハードルが高過ぎ、という声が聞こえそう。でも、だからこそ、英語の本を読めるようになると、自信がつくのです。達成感に溺れてしまいそうになります。
英語の本を読むにはコツが必要
英語の本を読むのは、時間がかかり、しんどいです。だって、分からない単語のオンパレードだから。英語の本を読もうと思ったけど、最初の数ページで止めてしまった、っていう人は多いはず。
それはそうですよねえ。分からない単語をいちいち辞書を引いていたら、日が暮れる。
だからこそ、英語の読書を楽しむには、幾つかのコツがあるのです。
英語の本を読むコツ①ーその本、難し過ぎない?
まずは、本の選び方。自分の年齢にこだわらず、思い切って、子供用の本にトライしてみましょう。童話である必要はありません。young adult用の本が良いかも知れません。
例えば、Laura Ingalls WilderのLlittle House on the Prairieシリーズ。これは、挿絵も可愛く、アメリカの開拓時代の話なので、大人も興味深く読める内容だと思います。牛乳からバターを作るシーンは、今でもしっかり覚えています。
長過ぎる本もお勧めしません。まずは、さほどページ数が多くない本から挑戦しましょう。本を一冊読み切った、という満足感・達成感を早く感じられる本が良いのです。
本屋さんで、気になるカバーやタイトルの本を見かけたら、まず、ペラペラめくってみましょう。ランダムに何ページか読んでみて下さい。辞書無しで一行も分からない!っていう本は、明らかにレベルが高過ぎます。そういう本は、読んでいても疲れるだけ。劣等感が増してしまい、精神的にも良くないです。
ちょっとチャレンジしたら読めそう、って思う本を選んでみて下さいね。そのチャレンジの程度は、人に寄って好みがあると思いますが、辞書無しで、そのページが何を言っているかの想像もつかないような本は、”wrong choice” と言って良いでしょう。
電子本が好みであれば、その本のレビューを読んで、本の内容や構成などを調べてみると良いでしょう。試し読みを出来る場合もありますね。それらを使って、自分の好みの本か、英語の難易度がどれくらいかをチェックしてみて下さい。
英語の本を読むコツ②ーまずは読んでみる
本を買ったら、とにかく1ページ、または数ページ読んでみましょう。
最初は辞書無しです。これが大事。
えー、いつもは辞書を引けって言うじゃないですか~。その通り、英語を書く時には、辞書がmust。でも、読書の際には、小さいことは気にしない!分からない単語を無視して、読み続けることが大事です。
分からない単語を全部辞書を引くのではなく、段落、ページ、という塊の文章を読むことで、もしかしたら、この単語はこの意味では?という予想がつくのです。つまり、英語の構文や単語に集中するのではなく、本の内容を理解することに気が向きます。
日本語の本を読むときでも、単語や表現を気にして読んでいるわけではなく、文章から伝わる情景を楽しみますよね?極端な話、難しい漢字が出てきたら、飛ばして読んだりしていませんか?英語の読書も全く同じ。多少単語が分からなくても良いのです。本の内容を楽しむことが重要です。
英語の本を読むコツ③ーちょっと辞書に頼る
大体こんな内容かなあ、と思ったら、切りが良いところで止めて、分からなかった単語を調べてみましょう。
あ~、やっぱり、と思う場合も、え~、全然違った、という場合もあるでしょうが、そのどちらも楽しいものです。
そうやって調べた単語は、案外記憶に残りやすい気がします。実際に使われている文章を読んでいるので、生きた英語を目にしたからかも知れません。その本を読み続けるうちに、同じ単語が何度も登場することも多いです。その度に、違う使われ方が学べます。
英語の本を読むコツ④ーもう一度読む
そうやって、読み続けて、例えば、一つのチャプターが終わったところで、もう一度読んでみましょう。最初に読んだ時とは全く違って、物語が、主人公の気持ちが、すっと頭に入ってくるはずです。
もちろん、最後まで読んだ後に、もう一度頭から読んでみる、というのも良いですね。一度辞書を引いた単語を忘れていることもありますが、それはそれで良いのです。とにかく、辞書を引きたい欲望はグッと減っているはずです。
英語の本を読むコツ⑤ー声に出して読む
音読もお勧めです。分からない単語を調べる際に、ぜひ発音も調べて下さいね。電子辞書なら、読み上げ機能もあるはずですから、知らない単語の発音も簡単に調べられます。
音読の良さは色々ありますが、音読することで集中力が高まり、文章の読解力が鍛えられることが、一番大きなメリットかも知れません。
英語の本を読むコツ⑥ーまずは一冊
分からない単語をいちいち辞書を使って調べないことで、英語の文章を頭で理解する癖が付いてきます。これを繰り返すことで、英文をいちいち日本語に訳さずにも、意味が理解できる、つまり「英語脳」が育成されるのです。そうすることで、本を読むスピードも上がります。
まずは、一冊、英語の本を読んでみませんか?読み終わった後、きっと爽快な気持ちになり、もっと英語を好きになっているはずです。
ちなみに、写真は、私の本棚から、比較的短めの本を三冊。ポテコは、私が好きなスナックで、英語力向上に役立つわけではありません(笑)。
海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。
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