みなさん、こんにちは!
使役動詞って聞いたことあるけど何?どうやって使うの?
種類がたくさんあってどれを使ったら良いか分からない。
そんなお悩みを持っている方、使役動詞は実は普段の英会話でとっても使える便利な表現です。
ぜひ、さくっとマスターしてしまいましょう!
使役動詞とは?
まず、使役動詞とは、人(物)に何かをしてもらう、させる、という意味を表すことができる動詞です。
基本文型は以下となります。
主語 + 使役動詞 + 人(物) + 動詞の原型(getの場合to不定詞)
使役動詞の種類
使役動詞には、make, have, get, letがあります。強制力はこの順に弱くなります。(厳密にはgetは使役動詞ではありませんが、意味が近いのでまとめています。)
それでは、例文と共に各単語のニュアンスの違いを見ていきましょう。
それぞれの使役動詞の使い方
・make
使役動詞makeは、強制や義務の意味を持ち、使役動詞の中では一番強制力が強いものです。強制的でやや無理やりなニュアンスがあります。
例)She made her son clean the room. (彼女は息子に部屋を(強制的に)掃除させた。)
例)My boss made me work overtime. (上司に(無理やり)残業させられた。)
・have
使役動詞haveはお願いや提案の意味を持ち、使役動詞の中では二番目に強制力があります。haveには人に〜してもらう、というニュアンスがあります。
例)I have my girlfriend make lunch. (彼女に昼食を作ってもらう。)
また、目的語の後に過去分詞を続けて使うこともできます。これはサービスなどを受けるためにお願いして〜してもらう、という意味になります。
例)I had my wisdom tooth pulled out last weekend. (先週末親知らずを抜いた(抜いてもらった)。)
・get
getはto不定詞と組み合わせて使役動詞のような働きをします。意味は、haveとほとんど同じですが、getには説得やお願いをして、自分が相手にそれをして欲しくて〜してもらうという、積極的なニュアンスが強くなります。
例)We finally got our client to sign the contract.
(ついにクライアントに(説得して)契約書にサインしてもらった。)
こちらもhave同様、目的語の後に過去分詞を続けて、〜してもらうという意味を表すことができます。(このとき過去分詞を使う場合は、toは不要なので注意してください。)
例)I got my hair cut yesterday. (昨日髪切った(切ってもらった)んだ。)
・let
使役動詞letは許可の意味を持ち、使役動詞の中では一番強制力が弱いものです。訳は〜に〜をさせる、となりますが、人にやりたいことをさせる、というニュアンスです。
例)My parents won’t let me go to the party until I’ve done my homework.
(私の宿題が終わるまで、親がパーティに行かせてくれない。)
例)I’ll let you go if you want to leave. (帰りたかったら帰って良いよ。)
いかがでしたでしょうか。
普段英会話で使っている表現もたくさん出てきたのではないでしょうか。使役動詞という言葉だけを聞くと難しく考えてしまいがちですが、実は普段使いできる便利なものばかりです。なんとなく使っていたという方も、これを機に単語のニュアンスごとに使い分けられるようになって、ぜひ会話スキルのレベルアップに役立ててみてください。
海外・外国語大好きライター。
高校生のとき初めて訪れたイギリスがきっかけで、海外の魅力にどっぷりハマる。
英語の他にも様々な言語を学び(ロシア語、フランス語、ポーランド語など)、外国語学習の面白さを知る。
国内で英語を習得し、独学でTOEICスコア870点取得。
二度の留学や海外一人旅、英語講師、商社の海外営業事務として勤務した経験から、英語学習に役立つコンテンツをお届けします。
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間違っていたら申し訳ありません。基本文型の「人(物)」と「使役動詞」の位置が逆のような気がしますが、、、
Mid0ri様、
コメントいただきどうもありがとうございました。
お指摘の通り、基本文型の語順の表記に間違いがありましたこと、大変申し訳ございません。
訂正させていただきました。
よろしくお願いいたします。