こんにちは、めっきり寒くなり何をするにも湯たんぽが欠かせないAmiです。
皆さんは単語を覚える時はどのように勉強していますか?
フラッシュカード、ノートに繰り返し書く、自分で文章を書いてみる、興味を惹いた言葉だけ覚えてみる・・・ など勉強方法は人により色々ありますが、個人的にオススメなのが「語源」に注目することです。
英語はドイツ語やフランス語などさまざまな言語が合わさってできたと言われていますが、元をたどればラテン語やギリシャ語から来ています。
特に「語根 Root」「接頭辞 Prefix」「接尾辞 Suffix」に如実に表れています。
例えば語根のPed-。これはラテン語のPes「足」から派生したものです。
これが付く単語をいくつか考えてみると:
Pedal:ペダル
Pedestrian:歩行者
Pedestal:台
Biped:二足歩行(の動物)
Quadruped:四足(の動物)
全て「足」と何かしら関係していますよね。
ここまで読んで気付いた方もいるかもしれませんが、最後の二つは接頭辞bi-(ラテン語のbis「二、二回」が語源)と接頭辞quadri-もしくはquadr-(ラテン語quattuor「四、四回」)が合わさった言葉です。
更に言うと、Bi-が使われている身近なものだとBicycle(自転車)、Biannual(年二回)、Bicolor(二色)と、全て「二」と関係していますよね。
見たことや聞いたことのない言葉でも、語源を知っているとなんとなく予想がつく場合もありますし、「つかみ」がある分覚えやすくなります。
調べていくうちにその言葉が生まれた歴史的・社会的背景もついでに覚えることもできて、英語の奥の深さを感じる楽しみもあります。
ちなみに画像は私が好きなロシアの画家イリヤ・レーピンの「トルコのスルタンへ手紙を書くザポロージュ・コサックたち」(なんて長いタイトル・・・)という作品で、中央の羽ペンを持っている人が書記です。楽しそうにしているコサックたちの喋っていることをトルコのスルタンが読めるように一生懸命書き記していて、周りはそれを野次馬根性で見ているという絵画です。惰性で翻訳をしてしまっている時などに見ると、「私も楽しく仕事しよう!」と少しだけ元気がもらえます。手紙の内容はここに書けないほど酷く下品なので、興味のある方はぜひ調べてみてください(笑)
Happy learning!
幼少期を北米や中東諸国で過ごし日本に帰国。現地で叩き込まれた「使える英語」をお届けいたします!文法指導だけではなく、どうすれば自然な表現になるかをしっかりと指導してくれる講師です。
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