皆さん、こんにちは!
羊の数が人口よりも多いニュージーランドに暮らすA.Mioです。
以前のブログ記事でもうじき三歳になる息子の言葉の発達について触れたのですが、今月に入って益々ボキャブラリーが日ごとに増えている様子で、この時期の子供の脳みその柔軟さには改めて驚かされるばかりです。
もっと色々な話が出来るようになって、コミュニケーションが図りやすいのが嬉しい半面、常に耳をそばだてて人の発する言葉を聞いているので、咄嗟に余計な事を口にできなくなってきました。
そんな時、実は英語ってとても便利な言葉なんです。
これは英語圏に暮らしているとよく見かける光景なのですが、大人が就学前の幼児に伝わって欲しくない単語を会話に出す際に、その単語のスペルを言います。
例えば、
icecream→i-c-e-c-r-e-a-m(“アイ・シー・イー・シー・アール・イー・エイ・エム”)
“アイスクリーム”とそのまま口にしてしまうと幼児がそれに反応してしまいますが、そのスペルを会話で使うことで、彼らにに気が付かれることなくそれを話題にすることができます。日本語は英語と文字と発音の関係が異なりますので、そうもいかないですよね。‘お菓子’を上の例のように暗号化した(?)スペルで口にしても、日本語では”オ・カ・シ”になりますので、、、。
単語とスペルの関係は英語と日本語とでは異なるので、日本人の英語学習者にとってはスペルを正しく覚えるのもなかなか一苦労ですよね。懐かしいところで言えば、中学時代にWednesdayのdを抜かしてよく間違えたりしませんでしたか?(勿論、私もその一人です!)
その英語のスペル、間違っていませんか?よくあるスペルの間違いをご紹介!
フルーツフルイングリッシュで添削をしている中で度々見かけるスペル間違いがあるので、今回はそれをいくつかご紹介させて頂きますね。
<everyday VS every day>
‛毎日’を表すeverydayは誰でも知っている単語の1つですよね。
ただし、副詞的に用いる場合(動詞を修飾するパターン)では文法的に正しいスペルはevery dayになります。
(例1)I speak to my sister on the phone every day.(私は毎日姉と電話で話します)
一方、形容詞として名詞を修飾している場合にはスペース無しのeverydayが正しいスペルになります。
(例2)Yoga has become part of her everyday life.(ヨガは彼女の毎日の生活の一部になった)
会話ではeveryday/every dayのどちらも同じ発音になりますので、実際にライティングで使う場合には案外その違いを知らなかった!、という方も多いのではないでしょうか。
<royal VS loyal>
日本人にとってRとLの発音の使い分けが難しいというのは有名な話です。日本語の発音のシステムの中にその使い分けがないというのがその大きな原因です。
フルーツグルイングリッシュの添削で何度か見かけたスペルエラーにこのroyal/loyalがあります。日本語のカタカナ読みではどちらも‘ロイアル’ですが、royalは‛王室の‘という意味でloyalは‛忠誠な’という、全く異なる単語になります。
‛彼は忠誠な働き手だ‘という日本文を英訳する際に、
(例)He is a royal worker.
このように書いてしまうと、‛彼は王族の働き手だ‘というびっくりするような文に変わってしまいますので、気をつけましょう。
日本語と英語では言葉のシステムが異なりますので、やはり私達日本人学習者は、中学校時代に苦労してWednesdayのスペルを覚えた時のように、地道に覚えていくしかなさそうですね!
日本だけでなく海外でも英語指導経験のある講師。大学卒業後一貫して言語指導に取り組んでおり、学習者の立場になり分かりやすく、親しみのある指導を心がけています。ニュージーランドで日本語指導経験もあり、教えるということに関してはまさしくプロ!
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