PART5は短文穴埋め問題
TOEICのPART5は「短文穴埋め問題」です。
短い文の中に空欄があり、その空欄に入る適切な単語もしくはフレーズを4つの選択肢から選ぶ、というオーソドックスな穴埋め問題ですね。
この穴埋め問題は全部で30問あります。
このPART5はあまり時間をかけずに解くことが良いとされており、できれば10分以内で解き終わりたいところです。
問題には語彙問題と文法問題の2タイプがある
このPART5には、大きく分けると2つの問題タイプがあります。
1つは「語彙問題」、もう1つは「文法問題」です。
「語彙問題」とは一般に「選択肢の品詞が全て同じ問題」のことを指します。
これに対して「文法問題」とは「選択肢の品詞が異なる問題」や「選択肢の品詞は同じだが動詞などの時制が異なる問題」等を指します。
TOEICを教えている先生によって多少違いはありますが、この記事ではこのようにタイプ分けすることとします。
そして、PART5を解く際にはこのタイプを意識して問題に取り組むと効率的であることが多いです。
その解きかたを以下で見ていきましょう。
語彙問題は文の意味を取って解く
「語彙問題」というのは「選択肢の品詞が全て同じ問題」です。
選択肢の単語の品詞が全て同じというのは、例えば「選択肢が全て動詞で、かつ時制などに差がない問題」などですね。
例えば以下のような選択肢の問題です。
(A) attend
(B) visit
(C) read
(D) put
この選択肢は、全て動詞の原形(もしくは現在形)で統一されていますから、単語それぞれの働きは同じです。
このような問題は「どの意味の動詞であれば文脈に合致するのか」を考えて解く必要があります。
つまり、語彙問題は「文全体の意味を考えて適切な意味の単語を選ぶ必要がある」ということになります。
文法問題は文の構造から解けることが多い
「語彙問題」と違い、「文法問題」は文構造から解けることも多いです。
文法問題は例えば以下のような選択肢の問題です。
(A) attend
(B) attends
(C) are attending
(D) have attended
このような問題は、文の構造をまず把握、つまり「主語」「述語動詞」「目的語」等をチェックすることで解けることが多いです。
少し言い方を変えると、文法問題は「文の意味を完全には取らなくても、文法知識だけから解ける」ことがあります。
例えば上の選択肢の問題であれば、仮にこの空欄に入る動詞の主語に当たるものがMr. Itoであれば、正解は(B)のattendsになります。
その他の選択肢はMr. Itoという3人称単数の主語に対応していないからです。
このように、文法問題は文の構造をチェックすると解けることが多く、語彙問題と比べると短時間で解ける問題が多くあります。
2つのタイプで解きかたを変えて緩急をつけた解答を
「語彙問題」は文の意味を取って解く。
「文法問題」は文構造をチェックして解く(解けない場合は意味も取って解く)。
このように解きかたを変えると、より効率よくPART5を解き進めることができます。
中級者以上になるとこの解きかたで正解率が思ったように上がらなくなる可能性もありますが、初心者から初級者の方にはおススメの解き方です。
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英語講師。YouTube「猛牛ちゃんねる」でTOEIC対策動画を配信中。最近はTOEIC®対策書籍等の教材作成に主に携わっています。Jet Bullというハンドルネームでブログ・twitterをしています。TOEIC満点50回超。
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