こんにちは、羊の数が人口よりも多いニュージーランドに暮らすA.Mioです。
今回の記事では、比較的高い英語力を持つ学習者の方でも、うっかりとしてしまいがちな品詞の誤りをいくつかご紹介してみたいと思います。特に日本語の文を頭に置きながら英訳するという作業をしていると間違えやすい単語です。
うっかり間違えやすい品詞①<environment/environmental>
FEで英語ライティングを学ばれている方であれば、特に難易度の高い単語ではないかもしれませんね。
昔、高校での英語の試験前に‛エンヴィロンメント(←ちなみに、実際の発音の仕方は違います!)‘とブツブツつぶやきながら、ノートに何度も何度も書きながらスペルを必死に覚えたことがある方もいるのではないでしょうか?
日本語の‛環境問題’や‛環境汚染’などの言葉は日常的にもここ最近は本当によく耳にするものですよね。FEの課題などでも度々見かけることがありますが、案外間違えられやすい語のように思います。
日本語では<環境>+<問題>というように、2つの名詞から成り立っている語のようなイメージです。頭の中にあるその日本語のイメージに引きずられたまま英訳すると、environment issueというエラーがおきやすくなります。
ここでは名詞issueを修飾する形容詞が置かれますので、environment(名詞)→environmental(形容詞)が正解となります。
(例)Environmental pollution is a growing problem worldwide.
(環境汚染は世界中で大きくなっている問題だ)
うっかり間違えやすい品詞②<necessary/necessarily>
こちらも書き慣れるまで何だかスペルがややこしい単語ですね!
形容詞necessaryは、It is necessary to~(~する必要がある)の形で覚えている方も多いかと思います。
この副詞形がnecessarilyとなります。
これらはきちんと意識しながら書いたりしていると混同して間違えることは少ないのですが、スペルや音の響きが多少似ているので、急いで英文を書いたり話していると、日本人だけではなく英語圏で長く暮らしている非ネイティブ話者でもたまに間違って使っていることを見かけることがあります。
(necessaryの例)
It is necessary for us to prepare for the worst.
(我々は最悪の事態に備えておく必要があります)
(necessarilyの例)
Jut because you are tall, you don’t necessarily have to play basketball.
(背が高いからと言って、必ずしもバスケットボールをする必要はない)
下のnecessarilyの文では‛必ずしも~ない’という意味合いでhave to playを修飾していますので、形容詞necessaryではなく副詞necessarilyになります。
今回ご紹介した単語は、品詞の違いは頭に入っている方でも、急いで書いたりしているとふと間違えやすいものであるような気がします。
長い文を書き換えた後、1度ゆっくりと見直してみるとこれらの品詞の間違えを避けることができるかもしれませんね!
日本だけでなく海外でも英語指導経験のある講師。大学卒業後一貫して言語指導に取り組んでおり、学習者の立場になり分かりやすく、親しみのある指導を心がけています。ニュージーランドで日本語指導経験もあり、教えるということに関してはまさしくプロ!
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