こんにちは、講師のエリカです。
今回は、よく見かける形容詞の間違いについてお話したいと思います。
よくある形容詞の間違いについて
早速ですが、練習問題をから始めましょう。
A. surprisingとB. surprisedはどう違いますか?それぞれ①と②の空欄に入れてみてください。
① It was a ____ question.
② I was ____ to see him there.
いかがでしょうか?正解は①A、②Bですね。なぜなら、①では「物、事」(質問)、②では「人」(私)について述べているからです。
①「それは驚くような質問だった。」
②「そこで彼を見て驚いた。」
動詞surpriseは「驚かす」という意味なのですが、surprised、surprisingはそれを形容詞化した表現になります。ing形は「驚かす」のようなアクティブな意味になります。一方、過去分詞surprisedは受動態的な「驚かされる」という意味になります。
①ではquestionが人を驚かすため、ing形を使います。これに対し、②ではIがhimによって驚かされるので、過去分詞を形容詞化したsurprisedを使います。
お解かりいただけましたでしょうか?
このルールはinteresting、interestedにもそのまま当てはまります。動詞interestは「興味を引く」という意味なので、形容詞interestingは「興味を引く、面白い」という意味になり、interestedは「興味を引かれる」、つまり「興味がある」という意味になります。
例)This movie is interesting.「この映画は面白い。(この映画は人の興味を引く。)」
例)I am interested in this movie.「私はこの映画に興味がある。(私はこの映画に興味を引かれる。)」
では、terrifying、terrifiedはどうでしょうか?動詞terrifyは「怖がらせる」という意味です。やってみましょう!
③ This book is ____. 「この本はすごく怖い。」
④ I am ____ of this book. 「私はこの本がとても怖い。」
正解は③terrifying、④terrifiedですね。③ではbookが人を怖がらせるのに対し、④ではIがbookによって怖がらされている、と考えるのが自然です。
逆に、
This book is terrified.
と書いてしまうと、「この本は何かに怯えている。」のような印象になってしまいます。本が可哀想ですが、デタラメな英語になってしまいますね!
大体の原理を掴んでいただけましたでしょうか?他にもdepressing/depressed, puzzling/puzzled, perplexing/perplexed, relaxing/relaxedなど、本当にいろんな形容詞に当てはまりますので、ぜひ押さえましょう!
日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」
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とてもわかりやすかったです。良く理解できました
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