リスニングセクションの利用がリーディング力アップにつながるかも
「リーディング力をアップしたい」と思ったとき、リーディングの練習をするというのは当たり前だと思いますが、今回は「リーディング力をアップするのにリスニングセクションを使うのも意外に効果的なことがある」という話をします。
これはリーディング練習をする時にどうしても返り読みをしてしまう方に効く方法です。
返り読みというのは、英語を一度前から読んで、その後に後ろから訳しながら読んでしまうことです。
あまり英語を英語で理解することに慣れていない場合、返り読みをする方というのは多いです(というか、普通は返り読みをすると思います)。
リスニング音声があれば、返り読みができない
さて、返り読みを強制的にできなくする方法は何かないかと考えた時、英語の音声を使うという方法があります。
英語の音を流したら、返り聞き(?)はできませんね。
一度聴いたらその英語はどんどん消えていってしまいます。
流れている英語音声を理解したければ、前から理解していくしかありません。
このことを利用して、返り読みをしてしまう癖を矯正することができます。
リスニングセクションを使って返り読み癖を矯正する方法
では、実際にどのように返り読み癖を矯正していけばいいのか。
具体的には以下の手順を踏むといいでしょう。
① まずリスニングセクションのPART3、4のスクリプトをじっくり読む
(この時、返り読みはしていいですし、辞書など使って単語を調べたり、文法書で文の構造を理解するのも大事です)
② 返り読みをしてもいいので、何度もスクリプトを読む
(黙読でも音読でも可)
③ リスニング音声を流して、スクリプトは目で追う(or一緒に音読する)
このようにステップを踏めば、③の段階で返り読みをすることはなくなります。
コツがつかめてくれば②まででも返り読みをすることがなくなりますが、返り読み癖がある方は③のように音声を使うと、返り読みをしない感覚が徐々に養われていくでしょう。
もちろんこれは一つの方法で、他にも返り読みを矯正する方法はあると思います。
また、今回はリスニングセクションを使うと言いましたが、音声があるものであればリーディングセクションを使ってもいいでしょう。
(ただ、返り読みをしてしまう癖がある方はまだ英文に慣れていない方が多いため、リーディングセクションに比べて難しめの構文や単語が少ないリスニングセクションを使う方が良い場合も多いです)
いずれにせよ、リーディング力アップ(返り読み防止)のために音声を使うというのはとてもおススメの方法です。
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