AIなどのロボットが職場で活躍する未来は、それほど遠くないと言われています。
またプログラミングや数学を大切にする教育現場も増え、ますますロジカルシンキングが大切な時代が来るなと感じています。
個人的には理屈っぽい性格であること、昔から筋道を立てて考えることが好きな性格なので、この時代の流れは大歓迎です。
このページではこれからの時代備えておくときっと役立つ、論理的な思考力を身近なところからご紹介し、またその楽しさもお伝えできたらと思っています。
また英語の長文読解を解くことは、論理的な思考を身に着けるのにとてもおすすめなのですが、その理由も合わせてご紹介します。
1、身近なところで論理的な思考が役に立った事例の紹介
中にはこういう原因があるから、こういう結果があるという論理的な思考を、頭が固い、インテリぶってると嫌う人もいるでしょう。
しかし個人的には論理的な思考は、曖昧な物事をクリアにしてくれるし、物事を一つ一つクリアにさせて進んでいくためには欠かせないものだと思います。
論理的な思考を嫌う人は、もしかしたら「論理的」という言葉の響き=インテリぶってる感じがするという思考回路ができてしまっているのかもしれません。
でも論理的な思考は、実はインテリでもなんでもなく日常の中にこそ、役立つ考え方なんです。
例えば、これは実際にあった例をご紹介します。
私はコーヒーが好きで、ドリップ式のコーヒーを毎回自分で作って飲んでいます。
ある時夫がドリップコーヒーは、高いと口うるさくいってきました。
1日に4〜5杯は飲むものだから、どんどんコーヒー豆を消費していくことに夫がヒヤヒヤしていたのだと思います。
私は彼の問いに対し、こう答えてみました。
「でもこのコーヒーは400g入っていて、1回につき10グラム使っているから、40杯は飲めるんだよと説明しました。
価格も1パック400円だから、400÷40で、一杯10円で飲めるよ。
あなたはカフェが好きだけど、そこのコーヒーは一杯あたり400円はするんじゃないの?」
かわいくない妻ですが、夫婦のやりとりにも論理的思考は大いに役立つんです。
2、英語圏の人たちは日頃からロジカルシンキングしている
さて論理的な思考を学ぶには、英語がいいと言われます。
それは、英語がより具体性を求める言葉だからだと考えます。
Why is that?
どうして?
大学で英語を教えてくれたオーストラリア人の先生は、授業中いつも理由を聞いてきました。
彼からWhy?という言葉を聞かない日はなかったほどです。
なぜ? どうして? 何かが起きたときに、理由を見つけるために思考する訓練を英語圏の人たちは当たり前のようにしています。
またその反対に日本の人たちは起きたことを曖昧にして、流れに任せることが多い気がします。
どちらがいいのか?ということは時と場合によりますし、人の価値観によっても様々だと思います。
しかし問題の理由が明らかになった方が有利な時もあります。
そういった場合、英語圏の人たちのように論理的になぜ?を深めていくことが解決につながりやすくなるのです。
3、ロジカルシンキングを鍛える方法 英語の長文読解や国語の小論文を解く
それでは最後にロジカルシンキングを身につけるのに、ぴったりな教材をご紹介します。
それは英語の長文読解です。
英語の文章は、大きな意味のまとまり、パラグラフで構成されています。
イントロダクションから始まり、具体的な説明、そして主張や論点があり、最後にコンクリュージョンがあります。
その流れを追っていくと、英語の文章にはパラグラフとパラグラフの間に、はっきりした「道しるべ」があることがわかります。
そしてこの道筋は全てコンクリュージョンへと繋がっており、一貫性があります。
この構造を理解し、英文をそれぞれのパラグラフにわけ、構造的に捉えることで、論理的な説明の仕方がわかるようになります。
英語の長文に習って、ロジカルシンキングをしたいときは、まず主張したいことをコンクリュージョンとします。
そしてそこにたどり着く、情報や根拠をあとはどんどん並べていくだけです。
実際の場面では英語の長文のように順序よく並んでいなくてもいいでしょう。
またすでに長文読解が得意だという人は、すでにロジカルな考えに慣れ親しんでいることと思います。
この記事では論理的思考をする面白さ、また長文読解を使ったトレーニング方法をご紹介しました。
ロジカルシンキングは一度身に着けると学校や家庭、ビジネスの場など様々なところで役立つ思考です。
ぜひ身近なところからトライしてみてください。
中学生の頃から英語が好きで、以来ずっと勉強してきました。英語を話す人たちの文化を学ぶことで、より深く英語学習ができると思っています。
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