海外生活で学んだ意外な常識!controversial(物議をかもす)トピックに対応できると英語のコミュニケーション能力が一気にあがる!

日本の常識海外の常識

こんにちは、H.Yukiです。今日は私が、海外経験を通して学んだ「海外の意外な常識?」についてお話しようと思います。

日本の常識は世界の非常識?政治、宗教、お金の話にはしっかりとしたマナーが必要です。

 

まず日本人の西洋人のイメージは、「自分の意見をはっきり言う。相手と意見が違っても、しっかりと論理的にディベートができる。」
などがあげられると思います。

それはその通りで、レストランなどでも、「私も○○さんと同じで!」よりは、
「私は、この魚で、サイドにはフレンチフライではなくサラダで。」
などと自分の意見をしっかりと伝えている場面をよくみます。

しかし、西洋人でも、「政治、宗教、お金」の話になると、自分の意見をずけずけ遠慮なく述べることはしません。
まずは相手のバックグランドや相手を尊重する態度を示して、マナーを守りながら、必要であれば自分の意見を話します。

その背景には、海外には違った価値観や育ちの人々が一緒になって暮らしている場所が多いので、
お互いに理解を示すマナーを忘れると、日本では思いもかけないトラブルに繋がる危険性があるからです。

反対にいえば、海外で「政治、宗教、お金」の話を友人やホームスティ先で聞かれたら、その人はあなたの事をとても親しい関係だと思っているということです。

日本の常識海外の常識

日本人が海外で間違いやすい失敗!I’m an atheist.とI’m agnostic.の違いが分かりますか?

ここでは、海外で親しい間柄の人に「宗教はなに?」と聞かれた時の正しい答え方をご紹介します!

大半の日本人は、神社やお寺に参拝するにも関わらず、簡単に「私は無宗教です!」と言い切る人がいます。
そして、それを聞いた日本人の大半も、特に違和感を感じません。

むしろ、日本人同士では、そのやりとりで相手に安心感を覚えたりします。
しかし、キリスト教文化が根強く、移民が多い為、様々な国の宗教が存在する西洋で、

「I’m an atheist.(私は無神論者です。)」

と軽々しく使うと、あなたは突然、他者の信仰も含めて、全ての宗教上の神を積極的に否定する人になります。

あなたはただ、「私はそんなに信仰心が強くないんだ。信心深くないんだ。」
と日本のノリで伝えたつもりなのに、相手にとってのあなたは「相手の信じている神まで否定する、ちょっとアウトローな危険な人」という印象を与えることになります。

分かりやすい例でいうと、

海外ニュースで「あのセレブも「私は神を信じない!信じられるのは自分だけ!」と宣言!」

などと話題になるのは、それだけ無神論者というものが、controversial Topic(物議をかもす話題)ということです。

安楽死などと同じような、答えをだすのが難しいトピックということです。

日本では、無神論なんて話題にもなりません。

しかし西洋では、無神論と言い切る事には、勇気が必要だということです。

このように、日本と西洋では「無神論」に対するイメージが全く違うのです。
では、海外で宗教を尋ねられたらなんと答えればいいのでしょうか?

私みたいに、クリスチャンの場合は簡単です。

「I am christian.」で解決です。

しかし、私お寺にも神社にもいくけど、信心深いわけじゃないから。。
という人は、
「I’m agnostic.(私は不可知論者です。)」
と答えましょう。
“agnostic(不可知論者)” は、
「私は、神が存在しているかしていないか証明できません。
よく分かりません。」という立場を伝えることができます。

無神論者(atheist)のように神の存在を否定しているわけではないので、
相手の信じているものまで否定するというマナー違反を避けることができ、トラブルなく自分の立場も伝えることができます。
または、
「I’m not a religious person.(私は信心深くないです。)」
「I’m’ not a religious person, but I am Buddhist.(私はそれほど信心深くはないですが、仏教を信仰しています。)」

など、”religious(信心深い、敬虔な)” を使って日本人ならではの、宗教観を伝えることもできます。

私の海外体験談。ドン引きしたホスト先のクリスチャン親父さんの話し。

皆さん。英語圏に留学すると、
キリスト教の教えや、church goers(良き教会人)に出会うことがあって、「キリスト教ってこういうんだな(良くも悪くも)」
というご感想をお持ちになって帰国された方いませんか?

実は私もその1人だったんです!

私の場合は、33年前に初めて渡米したホームステイ先の、ホストファザーが信心深い人で、
「イエス・キリスト」の話から始まり、最後には、キリスト教信仰を強制されそうになった為、逃げ出して、ホストチェンジをした経験があります。
しかし、その後、人生の問題と向き合う様になってから、そのステイ先の親父さんが言っていたことも、あながち嘘ではなかったのだなと思い直して、教会の扉を叩いて、今に至ります。

こんなにある、キリスト教にまつわる英語表現!

英語が話されている国は、信仰の自由は守られていても、大多数の国民がキリスト教徒であるため、聖書の中の話を知らないと、話が分からないことがあります。
そのため、Baptism(洗礼)を受ける受けないは別にして、聖書そのものを知るということは、英語学習において非常に有益です。
例えば西洋の映画や小説、日常会話には聖書のことばや聖書の知識を前提にした言葉が沢山使われています。
聖書の教えや物語を知っていると、実は現地の人とより深い英語を使ったコミュニケーションができるようになります。
例えば聖書の有名なフレーズ、
“Do for others what you want them to do for you.(あなたがしてもらいたいことを、人にしなさい。)”

” Love your enemies( 敵を愛しなさい) ”
は、信仰に関係なく、日常英会話で気軽に使われています。

1994年に公開されたアメリカ映画『ショーシャンクの空に』でも、聖書(ヨハネ8・12など)の言葉が使われています。

Jesus spoke to the people once more and said, “I am the light of the world. If you follow me, you won’t have to walk in darkness, because you will have the light that leads to life.”
その他にも、
私が逃げたしたホストファミリーの親父さんが、私に教えてくれたイエス・キリストの英語の呼称Jesus(ジーザスと発音します)を使った
英語スラングも沢山あります。
例えば、
Geez.(ジーズ)
驚いた時や、飽きれた時に使います。
ついつい口にでてしまう。
Oh my God.(オーマイゴッド)
Oh Jesus!

もイエス・キリストのことです。

ただし、年配の方や信心深い人の中にはJesus=Godを使った英語表現を気にする方もいるので、相手をみて使う英語表現を変えてみて下さい。
英語にもTPOがあります。

東北生活で私の心の支えにもなった【トリビア】Jesus(ジーザス)は訛っていた!?

Jesusは、ベツレヘムで生まれ、ナザレという地方で育ったので、
当時のイスラエルの首都であるエルサレムで話されていた、
いわゆる標準語のHebrew(ヘブライ語)ではなく、Aramaic(アラム語)という方言を使っていたそうです。

簡単にいうと、Jesusは訛っていた!のです。

 

その事実は、世界各国で方言を話す数多くの人々の支えになり、今現在、東北地方に住む私の心の支えにもなっています。

また、標準日本語を話す皆さんでも、英語にアクセントがあったりして、日本語訛りの英語になっていても、それはその人のアイデンティティであり、大切にすべきなのだという事を教えてくれる事実です。

英語ネイティブ同士でもアクセントがあれば、相手の言っている事が分からないときがあります。
ましてや、英語ネイティブでない私たち日本人にアクセントがあるのはあたり前です。

Jesusだって訛っていたのです。

皆さん、自分の英語に自信をもちましょう!

<今日のポイント>

政治、宗教、お金などの、海外のcontroversial(物議をかもす)トピックを知ると、現地の文化的背景を受け入れた、より深い英語を使ったコミュニケーションができるようになります!

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ABOUTこの記事をかいた人

宮城県仙台市在住です。高校と短大時代に留学し、アメリカには計4年滞在しました。その間、アメリカ文化と英語教育に関して学び、帰国後は、地元の米国系半導体工場で5年間通訳と翻訳に従事しました。その後フリーランスになり、同時に専門学校などで英語の指導もしています。趣味は料理と絵を描くこと。皆さんの英語学習に少しでもお役に立てるよう、日々生徒様への指導にあたらせていただいています。