こんにちは、Hiroです。Hiroの記事は毎回4コマ漫画でアメリカでの大学院留学の様子などをお届けします!
今回の記事では、「アメリカ大学院留学するとどれくらい勉強するか?」をテーマに、実際に僕がコロンビア大学大学院在学中に1番きつかったセメスターの1ヶ月の課題を紹介します。
よく「アメリカの大学は課題が大変」と言われるのですが本当なのでしょうか?
アメリカの大学院について
アメリカの大学院は一般的に1年をFall Semester (秋学期)とSpring Semester (春学期)の2つに分けます。Fall Semester は9月から12月、Spring Semester は1月から5月で、冬休みや春休みが短いかわりに、5月下旬から9月まで長い夏休みとなります。アメリカ大学院留学する場合、1年半〜2年の期間でMaster’s Program (修士課程)が終わる場合がほとんどです。
アメリカ・コロンビア大学の実際の1ヶ月の課題量
さあ課題の量にHiroは衝撃を受けたようですね。
この月の課題量を振り返ってみます。
体感的に最高にキツかった課題は★★を入れました。
その次にキツかった課題は★を入れました。
[Week 1]Reading 合計125 ページ
500 words のpaper 提出
700 words のpaper 提出
1200 words のpaper 提出
1500 words のpaper 提出 ★★
アート系のクラスField work 提出
[Week 2]Reading 合計175 ページ ★
600 words のpaper 提出
14 ページ2300 words のPaper 提出 ★★
25 ページ5000 words のPaper 提出 ★★
アート系のクラスField work 提出
[Week 3]Reading 合計230 ページ ★★★
プレゼン1個
アート系のクラスField work 提出
指定ビデオ3本、計15分見てcritical questions に答える
指定ポッドキャスト1時間聞いてcritical questions に答える
アート系のクラスField work 提出
700 words のpaper 提出
Final Exam の準備・勉強:300 ページくらいの範囲から
(所要時間→朝から晩まで勉強して丸2日) ***
[Week 4]Reading 合計125 ページ
指定Video 10 分見てcritical questions に答える
アート系のクラスField work 提出
[Week 5]Reading 合計125 ページ
指定Video 10 分見てcritical questions に答える
アート系のクラスField work 提出
課題はこれだけでした。
まとめると、この1ヶ月ちょっとで
Reading は 1000 ページ
Writing は 2万 words
くらいやっていることになります。
もちろんReading は全てのページを精読は不可能ですが、このくらいがアメリカで課される課題量です。ここまで課題を出してくれる語学学校・英語スクールはたぶん日本にないですよね。でもこの量がアメリカの大学だけでなく海外のちゃんとした学校のスタンダードだと思います。
よって、留学すると英語を話す機会がたくさんあるから英語力アップすると思われている方がいるかも知れませんが、あまり正確でないかもしれません。
これだけの量の課題をこなす過程で得られるアカデミック英語からのインプットとアウトプットが基本にあり、課題の内容をクラスルーム内・外でネイティブ・留学生の友達とたくさん話したり議論したりするので、上達する、という感じです。
勉強が大変な時に使えるイディオム
では、アメリカ大学院での課題量が少し伝わったところで、最後に勉強が大変な時に使えるイディオムを1つだけ紹介します。
課題がきつい時は、クラスメイトがよく次のように言っていました。
Burning the midnight oil?
どういう意味でしょうか?直訳は、「真夜中のオイルを燃やす」?!
burn the midnight oil = 夜遅くまで勉強をする
(昔は、夜になると電気ではなく油を入れたランプで明かりをとっていたことから)
つまり、Burning the midnight oil? = 夜遅くまで勉強がんばってる?という意味です。
留学中は本当に本当にきつかったですが、今振り返るといい思い出です。
という感じで、これから海外の大学などに留学する人もそうでない人も、何かの参考になれば幸いです。
今回の記事の2枚の写真はコロンビア大学のキャンパスでした。
また次回の漫画もお楽しみに!
アメリカの最難関と言われるアイビーリーグの1つであるコロンビア大学大学院修士課程を修了し、Master of Arts in TESOLを取得したHiro先生。
ニューヨークマンハッタンでコロンビア大学付属語学学校のESLクラスでこれまで15カ国以上のノンネイティヴスピーカーに英語を指導。日本国内ではこれまで難関校を目指す中高生から通訳者・翻訳者まで幅広く教えており、英検・IELTSなど資格試験指導やNTTコミュニケーションズなどでTOEIC企業内講師の実績もあり。
英語に関することならほぼ全て教えた経験があるHiro先生は、大学院留学が初の海外滞在の純ジャパですが、国際英語発音協会認定の発音指導士®でもあり、英語発音テストEPTは100点(満点)。英検1級。IELTS Speakingは8.5点を取得しています。アメリカではTOEICやTOEFLを作成しているETS(Educational Testing Service)本社で問題作成者として勤務していました。
これまでバックパッカーとして世界を歩き渡り、世界1周している超グローバル志向な先生です。
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