皆さんこんにちは、フルーツフルイングリッシュのTetsuyaです!
簡単そうでよくある英語の間違いをピックアップしてご紹介しています。
※前回の記事「【よくある英語間違いをチェック!】”Where” or ”Which”一体どっちなの?わかっていそうでよく間違える関係詞!」を見逃した方はこちらからどうぞ!
今回は基本過ぎてつい間違えてしまう”名詞の数え方”がトピックです。
英語の”名詞の数え方”なんて簡単すぎる?
“名詞の数え方”と聞くと、ん?そんなの中学一年生のときにとっくにマスターしたよ!というのが多くの人の反応なのではないでしょうか。
もちろん、単語テスト等を通して代表的な”可算名詞”と”不可算名詞”はしっかりマスターされている方がほとんどだと思います。
ただ、しっかり覚えているが故に間違えてしまうことがあるのです。
簡単そうで間違えやすい”名詞の数え方”
では、次の様なシチュエーションを想像してみて下さい。
朝、あなたは眠そうな顔をして朝食のテーブルについています。あなたの向かいには同じく眠そうな顔をしたお父さん。
よく見るとテレビに気を取られているお父さんのネクタイにはリンゴサラダのリンゴがベチャッと付いています。
そこであなたは一言”父さん、ネクタイにリンゴが付いているよ!” と呆れ顔で教えてあげます。
さて、この一言を英語にするとどうなるでしょうか?
”父さん、ネクタイにリンゴが付いているよ!”と英語で言うと?
” Dad, you’ve got some apples on your tie!”
残念ながら上の英文は間違いです。というか、英文法的には間違ってないのですが、現実にはあり得ない状況です。
恐らく“apple“は可算名詞なので、半ば自動的に”apples”としてしまったのかもしれませんが、それだと八百屋さんの店頭に並んでいるあのまん丸のリンゴが幾つもネクタイについていることになってしまいます。
ですのでここでは、
” Dad, you’ve got some apple on your tie!”
とするのが正解(自然)です。
このように英語では、可算名詞の前に不定冠詞a/anを付けると、自然な状態での”丸ごとひとつ”という意味になります。
ですので、”そのリンゴサラダにはたっぷりリンゴが入っています”と言いたいときも
” The apple salad is packed with lots of apple.”
とするのが適切です。
もちろん、丸ごとのリンゴが幾つも入っている野性味あふれるワイルドなリンゴサラダを指す時は”lots of apples”で大丈夫です(笑)。
フルールフルイングリッシュで冠詞を学習したことがある方なら誰でも知っているあの有名な例文、”She ate a chicken.”の訳が”彼女はにわとりを生で一羽丸ごと食べた”となってしまうのと全く同じ理由ですね。
<今日のポイント>
可算名詞に不定冠詞a/anを付けると、自然な状態のその名詞が”丸ごとひとつ”という意味になってしまいます。
ですので、リンゴサラダに入っているリンゴの様に、カットされたりすり下ろされたりして元の形を保ってない場合には不可算名詞扱いになります。
是非覚えておいてくださいね。
日本の大学を卒業後、ひょんなことから在日米軍横田基地で働く機会を得て、私の英語への意識は180度ひっくり返りました。それまでも学校の主要科目のひとつである英語を普通に勉強して来てはいたのですが、屈強なアメリカ人だらけの過酷な環境でそれはまさに生き抜いていくために必要なツールになりました。もともと英語は可もなく不可もなくといった成績だったのですが、実践の場では暗記しただけの知識は全く役に立たず、自分で実際に使ってみることの大切さを身をもって痛感しました。新しい表現を使う時、最も不安になるのがそれが正しいのかどうかということだと思います。どれだけ得た知識をアウトプットできるかが勝負です。間違えることを恐れずに積極的に使い、表現の引き出しの数を増やしましょう!添削のプロ集団フルーツフルイングリッシュが全面的にバックアップしますので、安心してどんどん新しい表現に挑戦してみてください!
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