皆さんこんにちは、フルールフルイングリッシュのTetsuyaです!
英語のよくある間違いをピックアップしてご紹介しています。
※前回の記事「【よくある英語間違いをチェック!】彼のカレーライスは私に?それとも私のために?」を見逃した方はこちらからどうぞ!
早速ですが、
今回は程度や数量を表す形容詞のおさらいをしましょう!
程度や数量を表す形容詞をおさらいしよう!
“I have little money.”
あまり聞きたくないセリフかもしれませんが、もしあなたの友人がこう言いながらにじり寄って来ました。
一体どういう意味なのでしょうか。
”little” って言ってるのでまだ、お金が” 少し” あるということなのでしょうか。
答えは”No”です。
正しくは、”お金がほとんど無い”でした。
つまり、あなたの友人が言いたかったことは少しだけど”ある”ではなく、ゼロではないけれどほとんど”無い”なのです。
もし、その友人が、少しだけどまだお金がある!と言いたいのであれば次のようになります。
” I have a little money.”
見た目的には“a”が付くかどうかだけのわずかな違いなのですが、その意図するところはなんと180度真逆になります。
つまり、”a”がある場合は、話者である友人はまだ”ある”と肯定的な意味で述べていて、”a”がない場合は、ほとんど”無い”と否定的な意味で述べているのです。
英語も言葉である以上、話し手が肯定的な意味で述べているのか、それとも否定的な意味で述べているのかは文脈上とても重要です。ですのでしっかり”a”の有無を聞き分けるようにしてください。
”a”の有無の違いは可算名詞でも使う!
ちなみに“a little”や”little”は”money”の様な数えられないもの、いわゆる”不可算名詞”に付きますが、”pen”のような数えられるもの、つまり”可算名詞”には”a few”や”few”が付きます。
例えば、あなたが怒りに任せてペンを何本も折ってしまい、ふと我に返って”もうほとんどペンが無い”と言いたいのであれば、
” I have few pens. “
になり、
“安心して、少しだけどペンがあるよ”と言いたいときは、
” Don’t worry! I have a few pens. “
と言えばいいわけです。
また、全く無い時は”no”を使って
” I have no pens. “
もしくは、
” I don’t have any pens. “
と言えば事足ります。
“a”の有無という、あまりにも小さな違いのため、ついつい見逃してしまいがちな今回のトピックですが、ここでしっかりおさらいして、明日からは自信をもって”お金がほとんど無い!” と言えるようにしましょう!
<今日のポイント>
“little”や”few“等の程度や数量を表す形容詞の前に“a”が付くと、”少しだけどある”という肯定的な意味合いになり、”a”が付かないと、”ほとんど無い”という否定的な意味合いになります。
日本の大学を卒業後、ひょんなことから在日米軍横田基地で働く機会を得て、私の英語への意識は180度ひっくり返りました。それまでも学校の主要科目のひとつである英語を普通に勉強して来てはいたのですが、屈強なアメリカ人だらけの過酷な環境でそれはまさに生き抜いていくために必要なツールになりました。もともと英語は可もなく不可もなくといった成績だったのですが、実践の場では暗記しただけの知識は全く役に立たず、自分で実際に使ってみることの大切さを身をもって痛感しました。新しい表現を使う時、最も不安になるのがそれが正しいのかどうかということだと思います。どれだけ得た知識をアウトプットできるかが勝負です。間違えることを恐れずに積極的に使い、表現の引き出しの数を増やしましょう!添削のプロ集団フルーツフルイングリッシュが全面的にバックアップしますので、安心してどんどん新しい表現に挑戦してみてください!
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